8月30日に東京・渋谷公会堂にてライブイベント「Fly like an Eagle」が開催され、
1番手を務めたストレイテナーはアコースティック編成で登場し、アルバム「SOFT」にも収録されている「Toneless Twilight」「SIX DAY WONDER」「シンクロ」を披露。客席をしっとりとした空気で包み込んでいく。そして会場の空気が温まった頃には、ライブの定番曲「KILLER TUNE」「Melodic Storm」をアグレッシブにプレイ。ホリエアツシ(Vo, G)のボーカルが際立つ音数を抑えたアレンジで、各曲の新たな側面を引き出していく。ホリエは「当面はアコースティックは封印します。今度めちゃくちゃやかましい新曲を出します!」と宣言し、この日のステージが“アコースティック編成ストレイテナー”にとって区切りとなることを明かしていた。
続くバンドは昨年9月に復活して以降さまざまなボーカリストを迎えてライブを行っている初恋の嵐。まずは鈴木正敏(Dr)が姿を見せ、続いて隅倉弘至(B)と楽器隊が次々とステージにスタンバイする。バンドメンバーが揃ったところで「こんばんは、初恋の嵐を歌いにきた
TK from 凛として時雨はこの日が初ライブ。会場内にほんのりと緊張感が漂う中バンドメンバーとともにTKが登場すると、一段と大きな拍手が沸く。ベースに日向秀和(ストレイテナー、Nothing's Carved In Stone、killing boy)、ドラムにBOBO、サポートギターに戸高賢史(
子守唄のような「fourth」では間接照明が柔らかくTKを照らし、繊細なアンサンブルの上に優しいボーカルが重なる。曲が終わるとTKは「ありがとう」と静かに感謝の言葉を伝え、ラストナンバー「film A moment」に突入。再びピリッとした緊張感が会場を支配する中、ステージ上の全員がそれぞれの音を激しくぶつけ合った。
メンバーがステージを去っても観客の熱狂は収まらず、賛美の拍手は自然とアンコールを求めるものへと変化する。長い拍手のあとでステージの照明が点くと、歓声とともに驚きの声が上がった。「こうやって出てくるのは何年ぶりかだと思うんですけど、1曲だけ……」と久しぶりにアンコールに応えたTKがはにかみながら歌い始めたのは、初恋の嵐の「涙の旅路」。アコースティックギターを抱えた彼は、彼自身も好きだという名曲を心を込めて歌い上げ、イベントを締めくくった。
なお終演後には、TK from 凛として時雨が12月27日に東京・日本武道館にて行われるライブイベント「DECEMBER'S CHILDREN」に出演する旨がアナウンスされた。果たして当日はどんな編成でステージに立つのか、イベントの続報とあわせて楽しみにしておこう。
リンク
- Fly like an Eagle official web site - Fly like an Eagle official web site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
aipon @aipon_n
あった、あったこれか。星空のバラードと君の名前を呼べばか。→→ 【過去記事】ナタリー - 凛として時雨TK、初ソロライブで初恋の嵐カバーも披露 http://t.co/T3RmkvIwwm