スペアザコラボイヤー最終日にホリエ×オオキ、Kjと生コラボ

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SPECIAL OTHERSが企画する対バンツアー「G.M.C 2011」の東京公演が、昨日12月13日にZepp Tokyoにて行われた。

アンコールでステージに一堂に会し、オーディエンスに感謝を伝えるSPECIAL OTHERS、ストレイテナー、Kj。

アンコールでステージに一堂に会し、オーディエンスに感謝を伝えるSPECIAL OTHERS、ストレイテナー、Kj。

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「あの国まで」を披露するオオキノブオ、ホリエアツシ、SPECIAL OTHERS。

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「Sailin'」を歌い上げるKjとSPECIAL OTHERS。

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SPECIAL OTHERS

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ストレイテナー

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今回の「G.M.C」は、個性的な楽曲が収録されたコラボ作品集「SPECIAL OTHERS」のレコ発ツアーを兼ねて展開。先日開催された名古屋公演にはACIDMANが、大阪公演にはMONGOL800が登場し大きな盛り上がりをみせた。そしてファイナルの東京公演には、先日全国ツアー「LONG WAY TO NOWHERE TOUR」を終えたばかりのストレイテナーがゲスト出演した。

観客の期待に満ちた熱気が漂う中、ステージに現れたのは先攻のストレイテナー。ライブはホリエアツシ(Vo, G, Key)のキーボードから始まる壮大な「Toneless Twilight」から幕開け。まばゆい光に包まれた4人は、どっしりとしたアンサンブルでオーディエンスを圧倒する。しかし2曲目の「DISCOGRAPHY」からダンサブルなモードへシフト。大山純(G)は踊るようにギターをかき鳴らし、日向秀和(B)とナカヤマシンペイ(Dr)はグルーヴィなビートでフロアを揺らしていく。

エッジの効いた攻撃的なサウンドに会場が沸いた「KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]」のあと、ホリエは「これはやりがいがあるな」と笑顔を浮かべる。続けて「ステージに上がるときに聞いたけど、僕らがアナウンスされる前にチケットがソールドしたらしくて。なので名前だけでも覚えて帰ってください! スペアザありがとう」とSPECIAL OTHERSへの感謝を告げた。

中盤はリズム隊の熱演が光る「VANDALISM」、トリッキーなアレンジが耳を引く「KINGMAKER」など、アグレッシブなナンバーを連発。ツアーで磨き上げられたバンドサウンドは双方のファンを魅了し、会場の熱気はどこまでも上昇していく。ラストナンバーは「芹澤くんのリクエスト曲をやりたいと思います」というホリエの言葉から「TRAVELING GARGOYLE」。4人は突き抜けるようなサウンドを響かせて、約50分におよんだステージを締めくくった。

続いてはSPECIAL OTHERSの出番。満員のオーディエンスの歓迎を受けたメンバーは、いつものように手慣らしのためのセッションで、リラックスした空間を作り出す。続けて芹澤優真(Key, Vo)の軽やかなキーボードから「Mellotron」へ。観客は体を揺らしながら、4人の紡ぐ心地良いサウンドに身を委ねた。

2曲目の「Night Parade」以降は、ダイナミックなブレイクが印象的な「Good morning」、又吉優也(B)の奏でるウドゥをほうふつとさせるベースがエキゾチックな雰囲気を醸す「CP」など、聴き手の高揚感を煽るナンバーが続けざまに披露される。「wait for the sun」では性急なハンドクラップが起こり、会場がたちまちひとつに。いつもより速いテンポに乗せて4人の奏でる音色が重なり、多幸感にあふれた空気がフロアに漂う。

6曲を続けて演奏したあと、初めて宮原良太(Dr)が口を開き観客に挨拶する。「ありがとうございます。今息が切れてます」と笑うと、芹澤が「ストレイテナー、カッコよかったよね」と共演者のストレイテナーのステージを絶賛。宮原はそれを受けて「だいぶ尖ってるところあるし、音楽的にもマニアックだよね。なのにあんなに受け入れられてて、日本っていい国だよね」と破顔する。続けて「今日はコラボイヤーの最終日です。こんなに集まってくれて感謝してます。また4年後とかオリンピック周期でやるかも。でも、来年から普通のSPECIAL OTHERSに戻りますんで」と実りのあった1年を振り返った。

そこから届けられたのはダンサブルな「BEN」。途中で柳下武史(G)と芹澤が掛け合いのようなセッションを繰り広げ、ジャムバンドならではのパフォーマンスで観客を魅了する。さらにプレイヤーとしての魅力が全開になるソロパートをたっぷり挟み、芹澤の「ありがとうございました。最高でした」という言葉で本編が終了した。

その後、アンコールが始まるや否や宮原は「コラボイヤーの最終日でコラボやらないワケがないでしょ? で今日はホリエくんは来てくれてるんだけど、オオキくんがレコーディングで……」と心なしか寂しそうな表情を浮かべる。しかし気を取り直すように芹澤が「でもホリエくんは1人でも歌ってくれるって言うんで!」とホリエを呼び込んだ。ホリエはステージの中央に立つと「俺はオオキくん来るって聞いてたんだけどねえ」と言いながら、「あの国まで」を歌い始める。しかし出だしのハモりがうまくいかず、「やっぱりオオキくんじゃないとダメだ」と一言。宮原が「レコーディングだけど、呼べば来てくれるかも!」と観客に「オオキコール」を求めた。

するとオオキが颯爽とステージに現れ、「レコーディングは嘘です!」と言い放ち観客を沸かせる。ホリエ曰く「茶番」でひとしきり会場が盛り上がったあとは、オオキの「いきましょう!」という言葉からいよいよ「あの国まで」のセッションに。SPECIAL OTHERSの奏でる疾走感あるサウンドスケープに乗せて、オオキとホリエがハンドマイクでツインボーカルを聴かせる。サビで2人の絶妙なハーモニーが響くと、大きな拍手と歓声が起きていた。

さらに宮原が「今日は最終日なんで、もう1つコラボをやります」と宣言し、フロアをざわめかせる。間髪入れずに「Sailin'」のイントロが高らかに奏でられると、なんの曲か察したオーディエンスは怒号のような歓声をあげ、Kj(Dragon Ash)をステージに迎え入れた。Kjは「Ladies and gentlemen!」と勢いよく挨拶し、笑顔を浮かべ力強いリリックを歌い上げる。そしてタオル回しあり、盛大なコール&レスポンスありというフェスさながらの光景が広がる中、ライブは大団円へ。全てのパフォーマンスが終わると、SPECIAL OTHERSの4人はゲストアーティストをステージに招き入れる。ステージに集った9人は肩を叩きあったり、抱擁しあったりと互いの熱演を讃え、「G.M.C 2011」のフィナーレを賑やかに飾った。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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