ワールドスタンダード、制作期間3年のフルアルバム完成

2010年9月29日 21:06 12 1 音楽ナタリー編集部

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細野晴臣のレーベル「daisyworld discs」より、鈴木惣一朗率いる「ワールドスタンダード」のニューアルバム「シレンシオ（静寂）」が10月6日にリリースされる。

アルバム「シレンシオ（静寂）」のジャケットイラスト（写真）は、個人制作アニメ「カジラレ島のふたつの灯台」で注目を集めた北澤康幸によるもの。

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今年で結成25周年を迎えたワールドスタンダード。およそ3年間の長期にわたる制作期間を経て完成した新作「シレンシオ（静寂）」は、ポルトガル語の柔らかい響きを生かしたエキゾティックな仕上がり。オリジナル楽曲のほか、バッハ「アヴェ・マリア」、セルジオ・サントス「シネマ・リオ・ブランコ」などのカバーを含む全13曲が収録される。レーベル代表の細野も「鈴木惣一朗が見つけた『シレンシオ』の道は、後から来る人への貴重なガイドとなるだろう」と絶賛する、聴き応えのある1枚だ。

なお、このアルバムはdaisyworld discsとLITTLE CREATURESのレーベル「CHORDIARY」の合同プロジェクト「Labels UNITED（レーベル・ユナイテッド）」の第5弾アルバムとして発表されるもので、11月13日に原宿VACANTで行われるアルバム発売記念ライブ「土曜日の団欒」には、同じくLabels UNITEDシリーズでソロアルバム「まわし飲み」をリリースした青柳拓次（LITTLE CREATURES）も出演する。

「シレンシオ（静寂）」発売にむけた細野晴臣のメッセージ

メッセージが氾濫する昨今、内なる音楽を持ち続けるには素養が求められる。音学の森羅は、時間空間はもとより、内と外に無限に広がっていると思えば愉しいことこの上ない。その迷宮にざわめく雑多な音の中から音楽を発見し、マーカーを記していくことによって自ずと道が現れてくる。そんな探検家でもある鈴木惣一朗が見つけた「シレンシオ」の道は、後から来る人への貴重なガイドとなるだろう。