桑田佳祐、内村光良監督の映画に主題歌提供「喜劇の傑作だと思いました」

10月22日に全国公開される映画「金メダル男」の主題歌として、桑田佳祐が書き下ろしの新曲「君への手紙」を提供した。

「金メダル男」は内村光良が原作、脚本、監督を初めて手がけ、知念侑李（Hey! Say! JUMP）と共に主演を務めている作品。東京オリンピックが開催された1964年に長野県塩尻市に生まれた男・秋田泉一の、「塩尻の神童」と呼ばれた幼少期からの紆余曲折の人生を描いていく。

桑田がソロ名義で映画主題歌を提供するのは、2008年公開の「闇の子供たち」の主題歌「現代東京奇譚」以来約8年ぶりとなる。桑田とかねてから親交のあった内村は、映画の制作を進める中で「この映画の主題歌は桑田さんしかいない」という思いをしたためた手紙を映画のDVDと共に送付。桑田がDVDを観た1週間後、彼の返事が書き下ろし曲「君への手紙」として内村のもとに届けられた。

桑田はこの映画を「まさに久しぶりの＜社長漫遊記＞や＜無責任シリーズ＞と居並ぶ、喜劇の傑作だと思いました」と絶賛。また、主題歌の提供を受けた内村はその喜びを「『君への手紙』というタイトルで贈られてきた時、男泣きしました。自分にとって一生の曲となりました」と明かしている。

桑田佳祐 コメント

最後は不覚にも泣けました。その根底には、御家族や共演者を見守る、とても温かく誠実なウッチャンの目線が感じられ、御自身の自己戯画的な描き方は、まさに久しぶりの＜社長漫遊記＞や＜無責任シリーズ＞と居並ぶ、喜劇の傑作だと思いました。

内村光良 コメント

中学2年の時から現在までサザンオールスターズ、桑田さんはずっとずっと特別な存在です。自分の人生の節目には いつもサザンの、桑田さんの歌声がありました。そしてこれからも――。
映画の主人公・秋田泉一の生き様を歌い上げてもらうには桑田さんしかいない、そう勝手に思いこんでダメもとでお願いしました。映画の元になった舞台のDVDや未完成の映画のDVDと共に手紙を添えてお願いしました。
それが「君への手紙」というタイトルで贈られてきた時、男泣きしました。自分にとって一生の曲となりました。
多くの方にこの曲を聴いて頂きたい心の底からそう願っています。