渡辺宙明の日活映画音楽を集めた83曲入りアルバム登場

作曲家・渡辺宙明が日活映画のために制作した楽曲を収録したCD「日活映画音楽傑作選」が、本日9月30日に発売された。

このCDは、日活の原盤提供による映画音楽アーカイブシリーズの第1弾。渡辺が初めて日活で音楽を担当した鈴木清順監督の「素ッ裸の年令」や、「太陽のように明るく」「泣くんじゃないぜ」「川っ風野郎たち」「サムライの子」など17本の日活作品の楽曲が計83曲収録されている。クールでハードなジャズから心温まるメロディまで、渡辺の幅広い作風が楽しめる1枚となっている。

8月19日に90歳を迎えた渡辺は、ラジオドラマ「アトムボーイ」で作曲家デビュー。「人造人間キカイダー」「マジンガーZ」をきっかけに特撮やアニメの作曲を多く手がけるようになり、「秘密戦隊ゴレンジャー」から続くスーパー戦隊シリーズ、「宇宙刑事ギャバン」から続くメタルヒーローシリーズの楽曲で高く評価を受けた。映画音楽家としては、200本を超える作品に楽曲を提供している。