amazarashiの5周年ライブ、3Dメガネ越しに広がった幻想的空間

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amazarashiが昨日8月16日に東京・豊洲PITにてデビュー5周年記念ライブ「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」を開催した。

amazarashiとは?

青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンド。ステージとフロアの間に紗幕を張ったままタイポグラフィや映像を投影するというスタイルのライブを展開している。2009年12月に青森県内500枚限定の詩集付きミニアルバム「0.」を、翌2010年2月にその全国盤となる「0.6」をリリースした。その後2010年6月に「爆弾の作り方」をSony Music Associated Recordsから発表。2017年3月に初のベストアルバム「メッセージボトル」をリリースし、12月に4thアルバム「地方都市のメメント・モリ」を発表した。2018年11月に初の日本武道館公演「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」を開催し、観客の持つスマートフォンと連動したライブを展開。2020年3月にアルバム「ボイコット」を発売し、4月からリリースツアーを開催予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演が延期となった。6月に2018年11月に行った東京・日本武道館公演「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」のライブ映像をYouTubeで無料公開。この配信のエンディングで初披露した「令和二年」を含む、音源「令和二年、雨天決行」を12月にリリースした。同月には自身初の配信ライブ「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」を開催。北海道札幌市にある建築家の安藤忠雄の設計による「頭大仏」にプロジェクションマッピングを施し、一夜限りの“雨曝大仏”を舞台にしたライブの模様を国内外のファンに向けて配信した。2022年4月に約2年ぶりとなるオリジナルアルバム「七号線ロストボーイズ」をリリース。5月から6月にかけてホールツアー「amazarashi Live Tour 2022 『ロストボーイズ』」を開催する。

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

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「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

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この日の公演では、ステージ前の紗幕に3D映像が投影され、来場者は入場時に配られた3Dメガネを着用してライブを楽しんだ。amazarashiは「後期衝動」でライブをスタートさせ、序盤に「季節は次々死んでいく」「ドブネズミ」「ワンルーム叙事詩」といった新旧の楽曲を次々に披露。秋田ひろむの力強い歌声とリンクして、紗幕には3D化されたタイポグラフィの歌詞が浮かび、さらに楽曲の世界観にあわせた写真、アニメーションも立体的に映し出された。

秋田ひろむ(amazarashi)(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

秋田ひろむ(amazarashi)(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)[拡大]

また8月19日に発売される2ndシングル「スピードと摩擦」のカップリング曲「名前」では、真上からスポットライトを浴びる秋田が歌う姿がフィーチャーされ、観客は噛みしめるように楽曲に聴き入っていた。そして秋田は多くの観客が集まったことに感謝の言葉を口にし、「バンドを始めて、初ライブをやったのが中学校2年生くらいで。その頃の自分にこういう景色が待っていることを伝えられたらなって思いました」と感慨深げに語ってから「14歳」を情感豊かに披露した。

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)[拡大]

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)

「amazarashi 5th anniversary live 3D edition」豊洲PIT公演の様子。(写真提供:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)[拡大]

3D映像による演出のみならず、レーザーを駆使した照明も目を引いたこの日の公演。ライブの後半、新曲「スピードと摩擦」でミュージックビデオの3Dバージョンが投影されたかと思えば、「空っぽの空に潰される」では水色のレーザーが観客の頭上いっぱいに広がるなど楽曲とシンクロした演出が続いていく。「雨男」「美しき思い出」がしっとりと届けられたあと、「ライブ会場が大きくなるたび、CDリリースするたび、ようやくここまで来たなって思います。同時に『ああここが限界かもな』って思ったりもします。そういうものも含めて、全部いつでも捨てられるようにやらなきゃダメなんだろうなって思ってます。amazarashiはゼロから始まりました。ゼロから今日に至るまでの話です」という秋田のMCからポエトリーリーディング「しらふ」へ。秋田は凄みの効いた劇的な語りで観客を引き込んでから「ヨクト」を歌唱。そして最後は前向きなメッセージが込められた「スターライト」でライブを締めくくった。

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amazarashi 5th anniversary live 3D edition
2015年8月16日 豊洲PIT セットリスト

01. 後期衝動
02. 季節は次々死んでいく
03. ヒガシズム
04. ドブネズミ
05. 風に流離い
06. ワンルーム叙事詩
07. 名前
08. 14歳
09. 冷凍睡眠
10. スピードと摩擦
11. 空っぽの空に潰される
12. 雨男
13. 美しき思い出
~ポエトリーリーディング「しらふ」~
14. ヨクト
15. スターライト

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レオル @reoru

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