PASSPO☆槙田紗子、活休前ラストフライト完遂「またみんなに会う」

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5月31日に東京・赤坂BLITZにて、PASSPO☆の全国ツアーの追加公演「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」が行われた。

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)

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ぷちぱすぽ☆(撮影:塚原孝顕)

ぷちぱすぽ☆(撮影:塚原孝顕)[拡大]

PASSPO☆のクルー・槙田紗子はこの日の第2部のフライト(ライブ)をもって活動を休止することが事前にアナウンスされており、会場は槙田のパーソナルカラーである黄緑推しのパッセンジャー(ファン)を中心に多数の観客で埋め尽くされた。

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)

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槙田紗子(撮影:塚原孝顕)

槙田紗子(撮影:塚原孝顕)[拡大]

第2部のフライトは、第1部でお披露目となったPASSPO☆の姉妹ユニット・ぷちぱすぽ☆のオープニングアクトからスタート。彼女たちは2曲のオリジナル曲を元気いっぱいにパフォーマンスして、会場を温めた。続いてPASSPO☆の“フライト”前のアナウンスが流れると、フロアのパッセンジャーは事前に配られていた特製のうちわを手元に用意。1曲目「キャンディー・ルーム」の曲が始まり、クルーが顔を上げるのと同時にパッセンジャーは「LOVE さこちゃん」と書かれたうちわを一斉にステージに向け、槙田を驚かせた。根岸愛の「懐かしい曲を持ってきました」という曲紹介から「Go On A Highway」が披露されると、その後は立て続けに「BEAST IN YOU」「Not in theory」のパフォーマンスへとなだれ込み、彼女たちは序盤から観客のボルテージを一気に上昇させていく。

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)

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槙田が曲順と演出を考えたというセクションでは「Wish on a star」「WANTED!!」「Final Vision」「STEP&GO」の4曲が披露された。彼女がセンターでパフォーマンスする度に、パッセンジャーたちは黄緑色のサイリウムの光を灯すなど、ツボを押さえた応援を繰り広げ、ステージ上の彼女たちを盛り上げる。4曲を歌い終えた槙田は「自分で考えたセットリストなのに、疲れた!」とすがすがしい笑顔を浮かべながら語った。ほかのクルーたちは「『STEP&GO』のさこちゃんが今までで一番楽しそうだった」と談笑するなど、フライトは和やかなムードのまま進行していった。

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)

「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」東京・赤坂BLITZ公演の様子。(撮影:塚原孝顕)[拡大]

ライブの後半に用意された「青春白書」のコーナーでは、曲の合間に寸劇を交えながら「Love Diary」「Let It Go!!」などをパフォーマンス。寸劇の中では、アイリーン(根岸)が意中の相手を射止め、その行動に感化されたジムニー(槙田)が自分探しの旅に出るというストーリーが展開した。コーナー終了後に彼女たちは、増井みおをフィーチャーした新曲「いたずらRock'n'Roll」や「向日葵」などを立て続けに届ける。槙田のソロパートから始まる「『I』」では、フロアのサイリウムの光と照明が黄緑一色に。槙田は「みんな、ありがとう!」とパッセンジャーに感謝の気持ちを述べ、8人で同曲を歌い上げた。本編最後のナンバーは、彼女たちのメジャーデビュー曲「少女飛行」。サビでクルーがマイクをフロアに向けると、この日一番のシンガロングが会場内に響き渡った。

槙田紗子(撮影:塚原孝顕)

槙田紗子(撮影:塚原孝顕)[拡大]

本編終了後、アンコールとして会場に盛大な“さこちゃんコール”が響く中、メンバーがステージ上に再登場。根岸から言葉を求められた槙田は「6年間、皆さんにもらった愛とかいろんな思いを忘れることはなくて、この先の私の未来につながるものだと思っている」と、パッセンジャーへの感謝の気持ちを述べた。また彼女は「私はみんなが応援してくれた気持ちを絶対に無駄にしないで、この先またどこかでみんなに会うって約束します」と宣言した。槙田の言葉を受けて根岸は「PASSPO☆はみんながいる限りずっと立ち止まらないでがんばるから、みんなついて来て」と涙ながらに話し「You」のパフォーマンスへとつなぐ。同曲の歌唱中にはこの日のフライト中、力強いパフォーマンスでクルーを引っ張ってきた森詩織が、思わず目頭を押さえる一幕も見られた。さらにライブはダブルアンコールに突入。ラストナンバー「無題」を8人は噛みしめるように歌い上げた。すべての楽曲が終わったあと、ステージに1人残った槙田は「みんなありがとう。大好きです」という言葉を残して深々とお辞儀をし、活動休止前最後のフライトを締めくくった。

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槙田紗子 コメント

最初はパッセンジャーの皆さんに発表するまではこれでいいのかって葛藤したんですよ。PASSPO☆は私の生活の一部だったしすべてだったから。そう考えるとこの決断が正しいのか不安でした。
実は2年前から活動休止については考えてました。PASSPO☆のままでも学べることはいっぱいあったんですけど、今から1年前くらいにまこっちゃん(奥仲麻琴)が卒業するって私たちに打ち明けて。この子は大きな決断をしたんだってそのときに思って、彼女に背中を押された感じではあります。
今大学に通っていますが、社会人になる前には私も新しい道に歩み始めないととは思ってました。私は両立することが苦手で不器用だからPASSPO☆のことしか今まで考えられなくて、だからほかのこともやってみたいって思ったときに中途半端にはできなかったんです。
でも4月4日のフライトでパッセンジャーにその思いを伝えてからはもう迷いはなくなりました。PASSPO☆はこの先のイメージがはっきりとしているので、もっと楽しくなると思いますよ。
活動休止中、体調が落ち着いてきたらダンスのことも本格的に勉強しなおして、英語も学びたいです。本当にいつになるかはわかりませんし、だいぶ先の話になると思いますけど、私が手掛けたグループをデビューさせることが私の今の夢です。本当に本気で戦っていくなら私に実力がないといけないので、基礎から学んでいきたいです。
PASSPO☆として活動してて得たものは皆さんから応援していただいたという気持ちだったと思います。それが私の一番の宝です。感謝という言葉じゃ収まりきらないほど感謝してます。引き続きPASSPO☆の応援をよろしくお願いします。

PASSPO☆「PASSPO☆ ワンマンフライトツアー2015 ~More Attention~」
2015年5月31日 赤坂BLITZ 第2部 セットリスト

01. キャンディー・ルーム
02. ViVi夏
03. Go On A Highway
04. BEAST IN YOU
05. Not in theory
06. Wish on a star
07. WANTED!!
08. Final Vision
09. STEP&GO
10. ヘブンズバーガー
11. Fairy Tale
12. GPP
13. Love Diary
14. Let it Go!!
15. HONEY DISH
16. いたずらRock'n'Roll
17. 向日葵
18. マテリアルGirl
19. 「I」
20. 少女飛行
<アンコール>
21. じゃあね...
22. You
<ダブルアンコール>
23. 無題

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otapo @otapo_

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