明日9月5日に18歳の誕生日を迎える桜井えま(
桜井えま18歳、反抗期はありません
同じく今年18歳になった“中6トリオ”のえびちゅうメンバー風見和香、仲村悠菜の応援を受けてステージに上がった桜井は、えびちゅう流ディスコ「オメカシ・フィーバー」でにぎやかにライブの幕を開ける。観客は誕生日を祝福するように大きな声援を送り、彼女のメンバーカラーであるハニーオレンジ色のペンライトでフロアを照らした。アップテンポな「Bang Bang Beat」を続けて歌ったところで、桜井は満面のスマイルで「反抗期はありません! 笑顔でいればなんでもできる、出席番号16番、桜井えまです!」と挨拶。今年の春から夏にかけて家庭内で反抗期を迎えていたことを告白していた桜井だが、反抗の波はすでに過ぎ去っているようだ。
セットリストの考案や衣装のイメージなど、セルフプロデュースで行われるえびちゅうメンバーのソロ公演において、カバー曲は大きな注目ポイントの1つ。この日桜井が選んだのは、アイドルグループの先輩・℃-uteのエモーショナルなナンバー「情熱エクスタシー」だ。さらに桜井は、菅田将暉「さよならエレジー」をカバー。低音をしっかり効かせた歌唱力の高さで観客を惹き付けた。続く「I'll be here」はかつてのえびちゅうの“歌姫”柏木ひなたをフィーチャーしたR&Bで、現在はそのパートを桜井が継承している。
最近は「本気マジ」
じっくり歌を聴かせるブロックを終え、再び柔和な笑顔に戻った桜井は、ここで「質問コーナー」へ。事前募集で寄せられた質問用紙をボックスから取り出し、次々と質問に答えていく。「今日一番の大人っぽいキメ顔を見せて」「18個のかわいいポーズをお願いします」というリクエストにもしっかりと応じ、洋服のコーディネイトに関する質問には「靴下は大事!」と提唱。ライブ翌日より上演される舞台「商店街グランドリオン2025」など俳優業でも活躍する桜井は「今後演じてみたい役柄は?」という質問に対し、「ギャルでもいいし、ヤンキーでもいいし、普段とはガラッと変わる役柄がやりたいですね。えまが怒ってるところとか、見てみたいでしょ?」と回答した。なお「最近ハマっている口癖、フレーズ」は「本気マジ」とのこと。
「私の思いが詰まった結晶、あなたに届きますように」とポツリとつぶやいた桜井は、アカペラで「CRYSTAL DROP」の冒頭を歌い始める。えびちゅうの最新アルバム「indigo hour」に収められた切ないラブソングを1人で歌い上げると、続けて「I'll be here」の作者であるiriの「Pick you up」をカバー。そこからえびちゅうのダンスチューン「きゅるん」へとつなげた。あっという間に最後のブロックを迎えてしまったことを惜しみつつ、桜井は最後に「制服“報連相”ファンク」「トキメキ的週末論」とファンキーなディスコナンバーを2連発。ミラーボールが反射されるド派手な光がフロアを覆った。
18歳は“なんか”魅力的な人に
盛大な「えまち!」コールを受けて再びステージに上がった桜井は、突然「ラララー」とベートーヴェン交響曲第9番を歌い始める。勘のいいえびちゅうファミリーは、この夏行われたえびちゅうの野外コンサート「FAMIEN 2025」で中山莉子が見せた「ハイタテキ!」の前フリ再現だと察知し、桜井の歌声に合わせて大合唱。満足そうな笑顔を浮かべた桜井だったが、これでは飽き足らず、「ハイタテキ!」での中山の決めフレーズ「惚れたっ!」のパートに無音のブレイクを差し込むこだわりを見せた。そして桜井は「ここで18歳の抱負を」と切り出し、「17歳の生誕祭で『歌を自分のものにする』って言ったんですね。この1年はすごく歌と向き合ってきて。失敗も成功も含めて、皆さんに見てもらえていることがすごくうれしいです。結果的に歌を自分のものにできたかなと考えると……自分で『こう歌いたい』という目標にはまだまだですけど、今日の生誕祭で少しでも成長した姿が魅せられたんじゃないかなって。そして18歳の抱負は、人と比べずに自分をもっと好きになって、心のスペースを作る」とコメント。「えまね、キラキラワクワクした人にすごく憧れるんです。私がいいなと思う方って、『なんかかわいいな』『なんか魅力的で惹きき付けられるんだよな』というのがあって。その“なんか”って、きっとその人自身が自分のことが大好きで、小さなことでも大きなことでも全力で楽しんでる、そういう姿に感じると思うんですね。みんな1人ひとり、個性なんてありまくりなんですよ。人と比べずに自分のことをもっともっと好きになって、皆さんに『なんか惹き付けられるよね』と思ってもらえるような1年にしたいです」とその真意を明かした。
「10代という大切な期間を詰め込んだ写真集やスタイルブックを出したいですね」とさらなる野望を付け加えた桜井は、最後にもう1曲、昨年のソロライブで初披露された月刊偶像「believe feat. 桜井えま(私立恵比寿中学)」をパフォーマンス。はつらつとしたポジティブなメッセージを歌に込めて届けた。
セットリスト
桜井えま 生誕ソロライブ「はにーえまいる~沼3~」2025年9月2日 KT Zepp Yokohama
01. オメカシ・フィーバー
02. Bang Bang Beat
03. 情熱エクスタシー(オリジナル:℃-ute)
04. さよならエレジー(オリジナル:菅田将暉)
05. I'll be here
06. CRYSTAL DROP
07. Pick you up(オリジナル:iri)
08. きゅるん
09. 制服“報連相”ファンク
10. トキメキ的週末論
<アンコール>
11. ハイタテキ!
12. believe feat. 桜井えま
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