BIGMAMA、“Roclassick”掲げたツアー終幕

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BIGMAMAが昨日7月6日に全国ツアー「Roclassick Tour 2014」の最終公演を東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催した。

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)

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今年の母の日にあたる5月11日に東京・Zepp Tokyoで初日公演を行い、全国を回ってきた彼ら。ツアーファイナルは再び東京へと舞い戻り、「ロック×クラシック」をテーマに掲げる「Roclassick」シリーズの収録曲や初期楽曲を盛り込んだスペシャルなセットリストで会場に詰めかけた大勢のファンを歓喜の渦へと巻き込んだ。

金井政人(Vo, G)(Photo by Azusa Takada)

金井政人(Vo, G)(Photo by Azusa Takada)[拡大]

ステージに金井政人(Vo, G)、柿沼広也(G, Vo)、リアド偉武(Dr)、安井英人(B)、東出真緒(Violin)の5人が登場すると、柿沼がかきならす轟音のギターリフを合図に「Animanimus」でライブをスタートさせた。そして金井が「Welcome to Roclassick Tour Final! はじめっから全力で行こうぜ! 東京!」と叫ぶと満員のフロアからは大歓声が沸き起こる。

序盤では東出によるエモーショナルなバイオリンの音色が場内を満たした「虹を食べたアイリス」や「#DIV/0!」、観客とメンバーによるシンガロングからスタートする「Theater of mind」「Mr. & Mrs. Balloon」などの楽曲が矢継ぎ早に繰り出されていき、会場の一体感が徐々に高まっていく。そしてリアドの激しいドラムロールから8曲目の「走れエロス」が演奏されると、フロアはサークルモッシュやクラウドサーフが大量発生し狂騒状態となった。

東出真緒(Violin)(Photo by Azusa Takada)

東出真緒(Violin)(Photo by Azusa Takada)[拡大]

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)[拡大]

大合唱が起きた「I Don't Need a Time Machine」やジムノペディをモチーフにしたナンバー「Royalize」でメロウな歌声を届けると、バンドはMCパートへと突入していく。金井は「大切なモノは目に見えないってよく言うじゃないですか。愛とか希望とか夢とか。でも今ここで俺ばっちり見えちゃってんなと思って。生きる希望をみんなにもらっています。本当にありがとうございます」「今日はファイナル、大切なアルバムだったんです。大切なツアーだったんです。ここできちんと満足行く形で終わらせようと思います。どうか皆さんも全力で楽しみきって帰ってください」と感激した様子で、会場に集まったファンにメッセージを送った。

「bambino bambina」から軽やかにスタートした後半戦。バンドはインストナンバー「ツルギが無い」から高速バージョンの「天国と地獄」へとつなぎ、オーディエンスをさらに鼓舞させた。キラーチューン「the cookie crumbles」をドロップし、スリリングな「Perfect Gray」を届けたところで金井と東出の2名が一度退場。その後柿沼がボーカルをとり、リアドと安井とともにMuseの「Plug In Baby」をカバーしてみせる。そしてステージに東出が戻るとドビュッシーの「月の光」をキーボードで奏でていき、金井も再度登場したところで、同曲をモチーフにした「Moonlight」が届けられた。

終盤に差し掛かると金井は「世界中探したって、ロックとクラシックでこんなバカやってんのここだけだぜ? ファイナルです。ここからがRoclassick Tourのクライマックスだ!」叫び、「荒狂曲“シンセカイ”」からラストスパートをかけていく。そして「Swan Song」「秘密」「Sweet Dreams」の3曲を届けて大盛り上がりの中、本編を終了させた。

3人はMuse「Plug In Baby」をカバーする安井英人(B)、リアド偉武(Dr)、柿沼広也(G, Vo)。(Photo by Azusa Takada)

3人はMuse「Plug In Baby」をカバーする安井英人(B)、リアド偉武(Dr)、柿沼広也(G, Vo)。(Photo by Azusa Takada)[拡大]

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)

「BIGMAMA Roclassick Tour 2014」2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by Azusa Takada)[拡大]

アンコールに応えて再登場した彼らは「君想う、故に我在り」や初期楽曲「we have no doubt」などの4曲を披露。MCで金井は「今日みたいな日があるともっといい曲が書けそうな気がするんです。僕はこの場所にたくさんのエネルギーをもらってようやく生きてるような人間なんですよ。僕はBIGMAMAというバンドや集まってくれるみんな、そして音楽が大好きで本当によかったと思っています。このバンドをここじゃ全然終わらせたくないんです。どんどん続きが欲しいんです。もっともっといい曲作っていい景色を見せたいと思っています」と感極まった様子を見せる。そしてダブルアンコールで代表曲「CPX」を届け、この日一番のピークを迎えたところで「Roclassick Tour 2014」は大団円を迎えた。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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BIGMAMA Roclassick Tour 2014
2014年7月6日 Zepp DiverCity TOKYO公演セットリスト

01. Animanimus
02. 虹を食べたアイリス
03. #DIV/0!
04. Theater of Mind
05. No.9
06. Mr. & Mrs. Balloon
07. Paper-craft
08. 走れエロス
09. I Don't Need a Time Machine
10. Royalize
11. bambino bambina
12. Jeffrey Campbellのスケートシューズで
13. ツルギが無い
14. the cookie crumbles
15. Perfect Gray
16. Moonlight
17. 計算高いシンデレラ
18. 荒狂曲“シンセカイ”
19. Swan Song
20. 秘密
21. Sweet Dreams
<アンコール>
22. 君想う、故に我在り
23. we have no doubt
24. alongside
25. until the blouse is buttoned up
26. CPX

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読者の反応

かみしー @kami_sea

BIGMAMA、“Roclassick”掲げたツアー終幕 http://t.co/I3lISXIJOs
うわああああ記憶がメッチャ蘇ってくるうううう!
余韻がぱねぇ

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