トップバッターとしてステージに現れたKEYTALKは、力強いビートとポップなメロディが印象的な「ストラクチャー」からライブをスタート。1曲目からオーディエンスの心を掴むと、そのまま「アゲイン」「スポットライト」というキャッチーなナンバーでフロアの気温を上昇させる。「5分で即完した伝説のイベントへようこそ!」というMCに続いて、彼らは3月12日にリリースする2ndシングル「パラレル」を投下。首藤義勝(Vo, B)と寺中友将(Vo, G)による絶妙なツインボーカルで観客を魅了する。その後も「fiction escape」「太陽系リフレイン」「トラベリング」をエネルギッシュに届けてステージを後にした。
2番手として登場したのはLUNKHEAD。彼らは「シンドローム」で激しいパフォーマンスを見せつけ、続く「闇を暴け」「螺旋」でもパワフルなバンドアンサンブルで観客を圧倒する。MCでは小高芳太朗(Vo, G)がこの日のイベント名にちなんで真空パックのひじきを買ってきたことを明かし、その場で行われたじゃんけん大会の優勝者にプレゼントする一幕も。会場が和やかな空気に包まれた後、メンバーは再び激しいロックチューンの「十六夜の月の道」「閃光」をプレイし、最後は「幻灯」を壮大に歌い上げた。
トリを務めた真空ホロウも1曲目「アナフィラキシーショック」からフルスロットル状態。フロアではモッシュが発生し、早くも熱気に包まれる。彼らは畳み掛けるように「バタフライスクールエフェクト」を演奏し、インディーズ時代の「ナサム・コニロム」「%(パーセンテージ)」を挑発的に歌い上げていく。「誰も知らない」では松本明人(Vo, G)の怒気をはらんだ歌声が、「スノーホワイト」では優しい歌声が響きわたる。そして松本のギターリフに村田智史(B)と大貫朋也(Dr)のヘビーなリズム隊が加わり、新曲「虹」へ突入。曲紹介で松本が「未来のことを歌った」と語ったこの楽曲を、観客も食い入るように聴き入った。
村田の「やっちまうぞ!」という掛け声とともにライブはクライマックスへ。彼らは代表曲「闇に踊れ」でフロアを踊らせると、「週末スクランブル」「クレイマン・クレイマー」といったキラーチューンを連発してフロアの狂騒状態に拍車をかける。そして村田は「今回のコンセプトはこの3組でこの距離感でライブをやることだった。5分でチケット売り切れたらしいから、次はもっとでかいとこでやるかもよ?」と観客の期待を煽り「智史のSは“ドS”のSだから、最後まで攻めてやるよ!」と言って「シンデレラコンプレックス」を叩き込む。アンコールでは「サイレン」を力強く演奏し、大盛況のうちにイベントを締めくくった。
真空パック vol.7 ~M(水戸・むらた)編とS(渋谷・さとし)編~
2014年2月11日(火・祝)東京都 TSUTAYA O-Crest セットリスト
KEYTALK
01. ストラクチャー
02. アゲイン
03. スポットライト
04. パラレル
05. blue moon light
06. fiction escape
07. 太陽系リフレイン
08. sympathy
09. トラベリング
LUNKHEAD
01. シンドローム
02. 闇を暴け
03. 螺旋
04. 十六夜の月の道
05. 閃光
06. 果てしなく白に近づきたい青
07. いきているから
08. 幻灯
真空ホロウ
01. アナフィラキシーショック
02. バタフライスクールエフェクト
03. ナサム・コニロム
04. %(パーセンテージ)
05. 誰も知らない
06. スノーホワイト
07. 虹
08. 闇に踊れ
09. 週末スクランブル
10. クレイマン・クレイマー
11. シンデレラコンプレックス
<アンコール>
12. サイレン
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