10月より埼玉、神奈川、千葉、東京と5カ所を巡ってきた「TRAVELING ALONE」。このツアー中に武藤は1980年代に活躍したアイドルのヒット曲を30曲以上もカバーしただけでなく、オリジナル楽曲の「時間というWonderland」や「女神のサジェスチョン」「桜ロマンス」といった新曲を披露してきた。今年ソロアーティストとして活動を始め、着実に力を付けてきた武藤の2013年を締めくくるこの日のライブには、年の瀬にもかかわらず多くのファンが会場に集結し、チケットはソールドアウトの盛況ぶりを見せた。
昼公演に続く夜のライブで武藤はオープニングからオリジナル曲を3曲連続で披露。最初のMCで武藤は「いよいよライブハウスツアーもファイナルを迎えました。本当にあっという間でしたね。これまで1980年代のアイドルさんたちの楽曲をたくさんカバーさせていただきました。今日はその集大成ということで思いきり楽しんでいきたいと思います!」と力強く意気込みを語った。
続いて武藤セレクトのカバー曲をダイジェスト方式で披露するコーナーへと突入。武藤は斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」から中森明菜の「少女A」までの5曲をメドレー形式で歌い上げ、フロアを1980年代へといざなう。さらに武藤は浅香唯の「セシル」や河合奈保子の「スマイル・フォー・ミー」といった往年のヒット曲を次々と歌唱。ライブ本編の最後で武藤は「4月29日にプロジェクトが始動したんですけど、ここまであっという間でしたね。今回のライブハウスツアーを通して皆さんにたくさん会えたことが本当にうれしかったです。応援してくださる皆さんがいるから私はこうやって歌っていられるんだなって改めて実感しました。まだデビュー前なのにこんなにたくさんの愛で応援してくださっていること。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを語り、オリジナル楽曲「彩りの夏」を噛み締めるように歌い上げた。
アンコールの幕が開くとステージ上のモニターに「2014年4月 メジャーデビュー決定」の文字が浮かび上がり、ファンからの大歓声が沸き起こる。その歓声を受けて再び武藤がステージに登場。まずは切ない歌詞が印象的なオリジナル楽曲「宙」を歌唱し、続けてメジャーデビューが決まった心境を語りだす。武藤は「メジャーデビューが決定しました! 皆さんからの『おめでとう』って言葉を聞いて涙が出そうになりましたよ。またそうやって泣かせるんだから(笑)。たくさんの方に支えられて、やっとソロとしてスタートラインに立つことができます。これからがまさに1人旅です。楽しいことばかりじゃなくて辛いことや苦しいこともたくさんあると思います。だけど自分自身ができることを精いっぱいがんばっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!」と笑顔でコメント。そしてオリジナル楽曲では初となるスタンドマイクを使った新曲「A.Y.M」を披露し、最後は「永遠と瞬間」を熱唱して大歓声に包まれながらライブを締めた。
閉幕後も鳴り響く「彩未コール」を受けて武藤は「最後にもう1曲だけやってもいいですか?」とファンに問いかけ、ダブルアンコールとして「彩りの夏」を再び披露し、大きな熱気に包まれながら初のライブハウスツアーは幕を閉じた。
武藤彩未「TRAVELING ALONE Part2:新たなる旅立ち」
2013年12月29日(日)東京都 赤坂BLITZ セットリスト
01. 女神のサジェスチョン
02. 桜ロマンス
03. 時間というWonderland
04. 悲しみよこんにちは
05. 青い珊瑚礁
06. 涙のペーパームーン
07. リ・ボ・ン
08. 少女A
09. セシル
10. なんてたってアイドル
11. C-GIRL
12. 夏色ナンシー
13. 夏の扉
14. 学園天国
15. スマイル・フォー・ミー
16. 彩りの夏
<アンコール>
17. 宙
18. A.Y.M
19. 永遠と瞬間
<ダブルアンコール>
20. 彩りの夏
※記事初出時、一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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音楽ナタリー @natalie_mu
武藤彩未、ライブハウスツアー完走!「これからが1人旅」 http://t.co/Bs4OsG1Ugo