舞台「
「わが歌ブギウギ」は、戦後日本の“ブギの女王”笠置シヅ子の波瀾万丈な人生を描いた物語。シヅ子と親交があった小野田勇が作劇した本作は、1987年に順みつき主演のテレビドラマとしてNHK銀河テレビ小説で放送された。その後、1993・1994年に順主演で舞台化され、2005・2006年には真琴つばさ主演版が上演された。劇中には、「東京ブギウギ」をはじめとする服部作曲のメロディと、華麗なレビューがふんだんに盛り込まれる。
キムラは「去年の2月頃にマネージャーから『笠置シヅ子さんの物語のお話をいただいていますが、どうですか? 笠置シヅ子さん役です』と言われたとき、一瞬で光が私に降り注がれたみたいな感じがして、すごくうれしかった」と喜びを語り、「15年ほど前、劇団にいた頃に衣裳をやってくれていた友人が、笠置シヅ子さんのことが大好きで、カセットテープを持って来て『これをぜひ聞いてくれ。あなたにやってほしいと思っている』と言ってくれたことがあって。それからずっとぼんやり笠置シヅ子さんのことが私の中にあった」と特別な思いがあったことを明かした。またキムラは「笠置シヅ子役をやらせてもらうことになってから、実際に笠置さんに会ったことがあるという方に立て続けにお会いしました。生の笠置さんの音楽を聞いていた方々、近くで舞台を拝見してエネルギーをもらっていた方々の思いを裏切らないよう、なるべく近づけるようにがんばりたいです」と意気込んだ。
松村は「服部良一さんが戦争から復員されたときに、『幸い命を取り留めたんだ。良い曲を書こう。いい歌を唄おう。敗戦ですべてを失った人たちの生きる力になるような』 と笠置シヅ子さんと語り合う場面が芝居の中にあり、自叙伝の中にも書いてあるんですね。また、『音楽はやはり素晴らしい』と戦争中に実感したとおっしゃるんですが、それは音楽が、国境もないし、人種もないし、人の心に勇気や希望や、喜びを与えてくれるものだからだと。その服部さんの思いをしっかりと胸に秘めて、観てくださるお客様に元気になっていただける作品にしたいと思っています」と言葉に力を込める。
林はオファーされたときの心境を振り返り、「ドッキリかと思いました。役どころを聞いたら、緑子さんと激しい恋に落ちる役だと。以前ご一緒させていただいたときも恋人役をやらせていただいたので、緑子さんの“専属恋人役”になれるようにがんばりたいと思います!」とおちゃめに話し、「戦後の時代を知らない年齢層の方もたくさん観に来られると思うので、芝居を通して時代の空気感をきちんと表現できればと思っています」と語った。
齋藤は「笠置シヅ子や服部良一という方は、周囲からやることなすこと『ダメだダメだ』『あかんあかんあかん』と言われ続けてきたと思うんです。『女がそれをやったらあかん』『結婚したら家に入らなあかん』『そんな歌い方したらあかん』『足あげたらあかん』と。それを全部乗り越えてきた方々の話だから、涙と笑いがたくさんある芝居になると思います。これは勇気と愛の物語です。豊かな音楽劇になることを確信しておりますので、ぜひご期待ください」とアピールした。
公演は来年1月2日から20日まで東京・三越劇場、24日から2月1日まで京都・南座で行われる。チケットの一般販売は11月29日10:00にスタート。
わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-
開催日程・会場
2026年1月2日(金)〜20日(火)
東京都 三越劇場
2026年1月24日(土)〜2月1日(日)
京都府 南座
スタッフ
作:小野田勇
補綴・演出:
出演
笠置シヅ子:
花森英介:
生駒芙美子:
木暮五郎:
早見秀高:曽我廼家寛太郎
ラク町お葉:一色采子
ユリー五十鈴:
服部良一:
青木玄徳 / 妃那マリカ / 合田くるみ / 尾上菜摘 / 酒井果菜未 / 桂佑輔 / 山本育子 / 千葉紅花 / 渡邉花鈴 / 藤森瑞生
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華空 和 @banka_hana
@stage_natalie @XPzcMVbMcAEVFNO 雄基さんのコメント📝素敵😊
音楽🎵には国境も人種もない!うんうん🙂↕️皆を笑顔に元気に幸せにしてくれますよね😆楽しみです╰(*´︶`*)╯♡