「2025K-Musical Roadshow」幕開け、司会の加藤和樹「ミュージカルの可能性をもっと広げられたら」

2025年11月15日 10:10 1 1 ステージナタリー編集部

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「2025 K-Musical Roadshow in TOKYO」が去る11月12日に東京・ヒューリックホール東京で上演された。

「とっても楽しいお嬢さんたち」より。（撮影：友澤綾乃）

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これは、韓国のオリジナルミュージカルを紹介する企画。今年のトニー賞で作品賞に輝いた「メイビー、ハッピーエンディング」や日本でも上演された「ミセン」「梨泰院クラス」など、注目を集める韓国オリジナルミュージカルの発信を目的に、2016年にスタートした。東京での開催は、2023年以来2度目となる。

「三つの風と一本の木」より。（撮影：友澤綾乃）［拡大］

今回は5作品のスタッフ・キャストが来日し、各作品20分のダイジェストシーンを実演。演目には「すいかのプール」「三つの風と一本の木」「たんぽぽの笛」「ナルチスとゴルトムント～知と愛～」「とっても楽しいお嬢さんたち」が並んだ。司会を、前回に続き加藤和樹と、韓国ミュージカルに造詣が深いキム・テイが務める。

「ナルチスとゴルトムント～知と愛～」より。（撮影：友澤綾乃）［拡大］

開幕に際し、加藤は「2023年に続き、キム・テイさんと共に進行を務めさせていただき感謝しています。韓国オリジナル・ミュージカルの制作会社の皆様、カンパニーの皆様の熱量をこの目で、肌で感じられました。『すいかのプール』『三つの風と一本の木』『たんぽぽの笛』『ナルチスとゴルトムント～知と愛～』『とっても楽しいお嬢さんたち』、そのどれもがオリジナリティに溢れ、とても約20分のダイジェストとは思えない内容でした。前回よりも会場も広く、オーディエンスの方々の応募も前回よりも多かったと聞きました。実際にいらした皆様、パンフレットを見ながら熱心に話を聞いておられました。日本でも、より韓国ミュージカル愛がますます上がってきていると実感しています。韓国作品に出演させていただいたことで、縁あってこうして今回も関われたことを嬉しく思うと共に、日本のミュージカル俳優として我々に何ができるかを考えさせられました。共に手を取り、ミュージカルの可能性をもっと世の中に、世界に広げられたら...そう強く感じた今回のK-Musical Roadshow in TOKYOでした」とコメント。

「すいかのプール」より。（撮影：友澤綾乃）［拡大］

「たんぽぽの笛」より。（撮影：友澤綾乃）［拡大］

韓国芸術経営支援センター公演流通チームのチョン・インへチーム長は「前回の2023年に続き、今年もより多くの日本の観客の皆さまに韓国ミュージカルをご紹介できたことを大変光栄に思います。今回ご紹介した5作品が、今後さらに多くの舞台で日本の皆さまと出会えることを期待しております。韓国芸術経営支援センターは、今後も両国のミュージカル産業の発展のために、国際協力の場を広げてまいります。世界各国のミュージカル関係者達が集うK-Musical Marketも来年6月に開催されますので、引き続きの関心いただければ幸いです」、「とっても面白いお嬢さんたち」に出演したキム・アヨンは「日本の皆さまの前で、韓国ミュージカルの魅力をお伝えできたことがとても光栄でした。どの世代でも共感できるようなバラエティ豊かな作品群が揃い、その世界的な進出を韓国のミュージカル界は目指しているので、日本でいつか本公演ができればいいなと感じました。『とっても面白いお嬢さんたち』をはじめ、今回2025K-Musical Roadshow in TOKYOに参加させていただいた全ての俳優が、日本のお客様の前で演じられたことに、大変な喜びを感じています。いつかまた日本の皆様にお会いできることを、韓国ミュージカル俳優一同楽しみにしています」と語った。

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