開幕に際し、KERAは「ミゲル・デ・セルバンテスが書いた『ドン・キホーテ』の、これが人類最後のリメイク。大倉孝二はドン・キホーテの扮装がとても良く似合っています。ぜひに」とアピールし、大倉は「なんとか初日を迎えましたが、必死です、何の余裕もありません」「必死をアピールし過ぎましたが、やっていることはコメディです、気軽にお越しください。ただこれが、やたら長いです。長いってことはお得って思ってもらうわけにはいきませんかね?」とコメント。咲妃は「念願だったKERAさんの世界に初めて飛び込めたわけですから、毎日が新鮮で楽しくて仕方ありません。自分の力量ではKERAさんのビジョンになかなか到達できず頭を抱えることも多々ありますが、悩む時間すらも尊いと感じられるくらい夢中で挑んでいます!」と心境を語った。
上演時間は休憩含む約3時間45分。神奈川公演は10月4日まで。その後、本作は12・13日に富山のオーバード・ホール 大ホール、25・26日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 中劇場、11月1日から3日まで大阪・SkyシアターMBSでも上演される。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント
KAATと6年ぶりに共に創作させてもらい、再び妙ちくりんな舞台を上演できることに大きな幸福を感じている。同時に、自分はどうしてこんなモノを必死に創っているのだろうと不思議な気持ちにもなる。こうした作品に全力で取り組んでくれるなんて、なんという素晴らしいスタッフ&キャストだろう。
この8月で、人からお金を頂戴する演劇を始めてから、40年を経た。40年間「場当たりは大嫌い」と言い続けていた私が、今回はなぜか、楽しいのだ。
観客の皆さんが観終えてどんな気持ちになるのか、早く知りたい初日4日前。
ミゲル・デ・セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」の、これが人類最後のリメイク。大倉孝二はドン・キホーテの扮装がとても良く似合っています。ぜひに。
大倉孝二 コメント
なんとか初日を迎えましたが、必死です、何の余裕もありません、情け無い話しですが。
稽古中のこともあまり憶えていません、ずっと必死だったのかもしれない。
7週間もの稽古があっという間に思えます。
僕は、自分を遍歴の騎士だと思い込んでいる男を演じています。個人的には、バンドによる全編生演奏はとても見ものだと思います。
必死をアピールし過ぎましたが、やっていることはコメディです、気軽にお越しください。
ただこれが、やたら長いです。
長いってことはお得って思ってもらうわけにはいきませんかね? どうかよろしくお願いします。
咲妃みゆ コメント
念願だったKERAさんの世界に初めて飛び込めたわけですから、毎日が新鮮で楽しくて仕方ありません。自分の力量ではKERAさんのビジョンになかなか到達できず頭を抱えることも多々ありますが、悩む時間すらも尊いと感じられるくらい夢中で挑んでいます!
お芝居は勿論のこと場面転換に至るまで、繊細な表現を要する舞台となっております。キャスト・スタッフの総力が結集してこそ完成する作品ですので、私も集中して自分の役割を全うしたいです。
私が演じさせていただく看護婦は心の奥に重く暗いものを抱えながら生きている人物です。遍歴の騎士を名乗る一人の男性と出逢ったことで、彼女の日常が勢いよく変化する様子を丁寧に表現したいです。本作の見どころの一つは、大倉さんを筆頭とする変幻自在な俳優さんたちの芝居力だと思います! シリアスとコミカルをこれほど自由に行き来できる方々がいらっしゃるのかと、稽古中から羨望していました。
作中の隅々にKERAさんの拘りが散りばめられているので、何気ない会話の一つ一つまでお楽しみいただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしております!
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」
開催日程・会場
2025年9月14日(日)〜10月4日(土)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2025年10月12日(日)・13日(月・祝)
富山県 オーバード・ホール 大ホール
2025年10月25日(土)・26日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 中劇場
2025年11月1日(土)〜3日(月・祝)
大阪府 SkyシアターMBS
スタッフ
作・演出:
出演
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KERA新作「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」開幕(舞台写真 / コメントあり)
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