NODA・MAP新作「華氏マイナス320°」に阿部サダヲ・広瀬すず・深津絵里
2025年12月10日 12:02
25 ステージナタリー編集部
NODA・MAP 第28回公演「華氏マイナス320°」が、4月10日から5月31日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、6月6日から14日まで福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホール、7月22日から8月2日まで大阪・新歌舞伎座で上演される。また同作が、7月2日から11日にかけてイギリス・ロンドンのSadler's Wells Theatreで上演されることも明らかになった。
野田秀樹が作・演出を手がける「華氏マイナス320°」は、野田率いるNODA・MAPの新作。作家レイ・ブラッドベリが1953年に発表した「華氏451度」はディストピアSF小説だが、「華氏マイナス320°」は“正しくない科学に基づいた、正しくないSF(サイエンス・フェイクション)”だという。物語の始まりは、とある化石の発掘現場。そこではさまざまな化石の骨が次々と発掘されるものの、発掘チームは目もくれない。なぜなら彼らが探しているのは“謎の骨”で……。
本作には野田のほか、阿部サダヲ、広瀬すず、深津絵里、大倉孝二、高田聖子、川上友里、橋本さとし、橋爪功らが出演。阿部は「『逆鱗』以来10年ぶりに大型の新作公演にお声がけ頂いてとにかく嬉しく思っています。新作のタイトル、華氏、しかも、マイナスとお聞きして、何が起きるんだろうという期待感を持ちました。出演者の皆さんも、面白いことをされそうな素晴らしい方たちが集まっていて、自分は出演せずに客席から作品を観てみたい!と思うほどです。今回、僕は初めてのロンドン、そして公演も控えているわけですが、外国のお客様の前で公演するのも初めてなので、とにかく今から楽しみです」と喜びを語る。
広瀬は「『Q:A Night at The Kabuki』初演(2019年)では、初めての舞台で、まだ生の舞台の怖さを分からず、ただ自由に楽しく、感情の動くままに舞台に立っていましたが、再演(22年)では、回数を重ねたことで、改めて責任感と相当な緊張感を感じました。3回目の舞台出演になりますが、今回も個性豊かで素敵な先輩方とご一緒出来ることを光栄に思いますし、色々な舞台の表現というものを勉強出来たらと思っています。タイトルを聞いて、調べてみましたが、きっと全然違う中身になっていくと思うので、どんな世界に連れていかれるのか、本当に想像がつかず、ドキドキしています」と心境を明かし、深津は「野田さんと出会ったのは、22歳の時。それから30年。こんなに長くご一緒している方は、他にいません。その野田さんの新作! しかも、70歳になられた野田さんが最初にこの世に生み出す作品に、私の何かが必要とされているなんて。とても光栄で、素直にうれしいです。どんなことになるのか全く想像がつかないこの作品を、どんなことがあってもへっちゃらそうな心強いキャストの皆さんとともに、覚悟を持って務めたいと思います」と意気込みを述べた。
チケットの一般販売は、東京・福岡公演分が3月8日10:00、大阪公演分は6月14日10:00に開始される。
NODA・MAP 第28回公演「華氏マイナス320°」
開催日程・会場
2026年4月10日(金)〜5月31日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2026年6月6日(土)〜14日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 大ホール
2026年7月2日(木)〜11日(土)
イギリス Sadler's Wells Theatre
2026年7月22日(水)〜8月2日(日)
大阪府 新歌舞伎座
スタッフ
作・演出:野田秀樹
出演
阿部サダヲ / 広瀬すず / 深津絵里 / 大倉孝二 / 高田聖子 / 川上友里 / 橋本さとし / 野田秀樹 / 橋爪功 / 安東信助 / 大村わたる / 近藤彩香 / 白倉裕二 / 谷村実紀 / 田花遥 / 中澤聖子 / 中島多羅 / 八条院蔵人 / 引間文香 / 藤井颯太郎 / 間瀬奈都美 / 的場祐太 / MISAKI / 森田真和 / 吉田朋弘
スウィング
横山千穂 / 菊沢将憲
🐦なげき🐦 @nagekinoumi
NODA MAPに深津絵里ときたら、そりゃ、絶対見たいさ https://t.co/7wJujegS3x