「りすん」作者・諏訪哲史がコメント、小説と舞台版との「差異を熟考して」

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りすん ​2025edition ​リ・クリエイションツアー」が愛知・岡山・岐阜・兵庫公演を終え、ツアー最終地の神奈川に向かう。それに先がけて、原作者・諏訪哲史のコメントと、兵庫公演のアフタートークの写真が届いた。

「りすん 2025editison リ・クリエイションツアー」伊丹公演でのアフタートークの様子。 

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「りすん 2025editison リ・クリエイションツアー」伊丹公演でのアフタートークの様子。 

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本公演は、諏訪の同名長編小説を天野天街が舞台化したもの。2010年に初演され、2023年に新たなキャストで上演した。今回は「りすん 2025editison リ・クリエイションツアー」と題し、昨年死去した天野の脚色・演出をベースに、小熊ヒデジが演出を手がけ、2023年版に出演した加藤玲那菅沼翔也宮璃アリが出演する。

「りすん 2025editison リ・クリエイションツアー」より。

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本公演について諏訪は「首都圏には僕の作品の読者が大勢おられます。小説『りすん』では朝子の生死は超克され、死へは帰結せず、死から兄妹二人で逸脱する仕掛けになっています。天野版舞台『りすん』では初め死にゆくように見えながら、しかし作者や紋切型の要請に敗北・屈服したようにも見えないような印象を残します。読者の皆さんにそこを比較してほしいです。そして多くの演劇ファンにも、小説との差異を熟考してほしい。僕は強くそう願っています」とコメントした。

公演はこのあと8月7日から10日にかけて神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて行われる。

なおステージナタリーでは小熊と、2023年に続き本作のプロデューサーを務める三重県文化会館副館長兼事業課長でEPAD理事の松浦茂之の対談、ならびに出演者3名がつづった2025年版への思いを掲載している。

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りすん ​2025edition ​リ・クリエイションツアー

2025年7月11日(金)〜13日(日) ※公演終了
愛知県 千種文化小劇場(ちくさ座)

2025年7月19日(土)・20日(日) ※公演終了
岡山県 岡山芸術創造劇場ハレノワ 小劇場

2025年7月26日(土)・27日(日) ※公演終了
岐阜県 バロー文化ホール 大ホール舞台上

2025年8月2日(土)・3日(日) ※公演終了
兵庫県 AI・HALL

2025年8月7日(木)〜10日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

スタッフ

原作:諏訪哲史
脚色・演出:天野天街
演出:小熊ヒデジ

出演

加藤玲那 / 菅沼翔也 / 宮璃アリ

公演・舞台情報

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