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開幕に際し、横山は「今回は新作で、PARCO劇場さんで規模も大きいので、緊張しています。どういう状況でも、新作を上演するときはいつも吐き気がするぐらい緊張します。実はこの後の舞台稽古で初めて劇場で拝見させていただくのですが、ずっと心臓がバクバクしております」、小山は「私はPARCO劇場が大好きで、横山さんの書き下ろしの本に書かれていることをいかに再現できるかが、今回の私の役割だと思っています。出演者のみなさんも、本当に素晴らしく、繊細な部分だったり、パワフルな部分だったり、こんな意外な一面もあったんだなと思わされるような瞬間が稽古の中でたくさんありました。出演者の方々の今までとちょっと違った一面が見られるんじゃないかなと思っています」とコメント。
江口は「稽古をしていく中で、日々発見することもありましたが、本番の中でも毎回何かを発見していけたらいいなという想いでいます。この作品はそれほど難解な作品ではないので、私としては大人だけではなく、子どもにも見てもらいたいなと思っています。劇場についてきてもらって、劇場で芝居を観るのは楽しいなと思ってほしい」、松岡は「舞台が少し久しぶりなこともあって、台本をみんなで1ヶ月以上かけて話し合いながら、作っていくのが本当に楽しかったです。私は富子さんの空想の中の理想の人物ではありますが、富子さんが作家として描いた登場人物の中で1番お気に入りのヒロインだと思っているので、富子さんと江口さんのことを愛して楽しみたいなと思っています。この作品では根っからの悪人は1人も出てこないので、慟哭するような苦しいシーンはありません。だからこそお稽古の1ヶ月で1度も悲しい気持ちにならず、ポジティブな気持ちで過ごすことができました。お客様にもそんな温かい気持ちを持っていただけるように努めます」と思いを述べる。
千葉は「僕が演じるのは(富子の空想のイマジナリー彼氏と、現実世界のアーティスト・ウンピョウという)2役で、現実に存在する役の方が空想っぽいなと思う時もあるので、現実と空想の違いはあまりわからないなと思います。初めて台本を読んだ時と、稽古を重ねた今とで、作品に抱く印象がどんどん変わっていったので、お客様の感想がとても気になっています。たくさんの方に観ていただいて、感想をいただきたいなと思います」、そして松尾は「江口さん演じる富子の空想の中の登場人物たちとお芝居をするわけですが、舞台ならではの表現として、表現できることがいっぱいあるなと感じています。この作品には、思春期を過ごした人なら誰でも、ちょっと思い当たるところがあるなというエピソードがいろいろなところに散りばめられています。もちろん若い人もそうですし、お年を召された方にとっても、キュンとするところがあるのではないかなと思います。ラブコメと謳っているので、お客様には笑うところがあったら、声を出して笑ってほしいなと思います」と語った。
上演時間は休憩ありの約2時間35分で、東京公演は9月30日まで。このあと本作は、10月5・6日に福岡・キャナルシティ劇場、11日から14日まで大阪・森ノ宮ピロティホール、18・19日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場で行われる。
PARCO PRODUCE 2024「ワタシタチはモノガタリ」
2024年9月8日(日)~2024年9月30日(月) ※公演終了
東京都 PARCO劇場
2024年10月5日(土)・2024年10月6日(日) ※公演終了
福岡県 キャナルシティ劇場
2024年10月11日(金)〜2024年10月14日(月・祝) ※公演終了
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2024年10月18日(金)・2024年10月19日(土) ※公演終了
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
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小山ゆうな yuna koyama @unarou
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