岩松了「新しい気持ちで味わえました」、ピッコロ劇団の若手らが送る「スターマン」開幕

兵庫県立ピッコロ劇団「スターマン」が、昨日9月30日に兵庫・兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホールにて開幕した。

「スターマン」は、ピッコロ劇団の代表を務める岩松了の1991年初演作。今回岩松は自身の演出で、若手を中心とした5人の劇団員と立ち上げる。物語の舞台は、傷を抱えた兄と妹が同居する部屋。兄は妹のこれからを案じて、部下の小野寺を自宅に呼ぶが、同じ時、妹の同級生だったという岸川が訪ねて来ていて……。

初日公演を終えて岩松は「32年前に書いた戯曲が、今日、若い俳優たちによって舞台に立ち上がって熱を帯びた。それを、お客さんと一緒に新しい気持ちで味わえました。明日以降の変化にも期待しています」とコメント。また本作では全公演を対象に、アフタートークの実施またはトーク動画の公開が行われる。岩松は「今回はアフタートークで色んな人の感想も聞けるので、明日以降のアフタートークも楽しみです」と期待を述べた。アフタートークおよびトーク動画には、岩松のほか、肥田知浩、山本正典、原竹志、角ひろみ、土田英生らが回替わりで参加する。

上演時間は約1時間45分。公演は10月5日まで。