渋谷天外・藤山扇治郎・久本雅美が初笑いをお届け、松竹新喜劇「新春お年玉公演」開幕

「初笑い！松竹新喜劇 新春お年玉公演」が昨日1月2日に京都・南座で開幕した。

本公演ではAプロ「『裏町の友情』一幕＆新春ご挨拶」とBプロ「『流れ星ひとつ』三場＆新春ご挨拶」が回替わりで上演される。「裏町の友情」では、裏町にある、けんかばかりのクリーニング屋の店主・倉橋貞一（渋谷天外）と炭屋の店主・宇部吾平（曽我廼家寛太郎）、そして恋仲にある貞一の息子・新治、吾平の娘・妙子の様子が笑いたっぷりに描かれる。一方、「流れ星ひとつ」では、刺繍業を営む三村家の、婚期をとうに過ぎた長女・千代子（久本雅美）を中心に家族愛と姉妹愛に満ちた人情話が展開する。

初回公演の「裏町の友情」終演後に行われた“新春ご挨拶”では、天外が「この大変な世相の時に、よくぞ劇場までお越しくださいました。本当に劇団員一同、ゲストの皆さまも感謝しております。本当にありがとうございます」、扇治郎が「みなさまと劇場でお会いできますこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今年で36歳です。若手ではございません、しかし、まだまだ芝居は未熟でございます。これからも精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とコメント。久本も「このお正月から大変な中、劇場に足を運んでいただきまして、本当に涙涙でございます。みなさまにとって素晴らしい一年でありますように、今後ともよろちくびー！ということで、よろしくお願いいたします」と感謝を述べた。公演は1月9日まで。