「TOUCH-ふれる-#1」が2月11日から15日まで東京・すみだパーク ギャラリーささや、18日から20日まで神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールにて上演される。
「TOUCH-ふれる-#1」は、
上演に向けて三東は「 触れた(何かが動いた)瞬間に風が吹いている。風が運んでくるものに、老いと死を感じます。生きているから感じるものです。私もあなたも歩き続け、身体を通して体感する。いろんな“ふれる”を探る旅」とコメント。森山は「個人と他者が断絶しているかのように感じられる昨今。その狭間を、とどまることを知らず流れ続ける『風』を感じながら、失われつつある『他者との接触=個人(自分自身)に触れる』試みとなるパフォーマンスとなることを志向している」と言い、大植は「終わりを決めず回ごとにどこかへ進んでゆくこの一風変わったパフォーマンス形式はさながら、帆を上げて、風に身任せ、時に争い右へ左へ遠回り、回り回って……コロンブス」と語っている。
三東瑠璃コメント
私にとって風とは、こわいと感じるものです。気持ちよく感じるものです。懐かしさを感じるものです。そして、感傷的になるものです。触れた(何かが動いた)瞬間に風が吹いている。風が運んでくるものに、老いと死を感じます。生きているから感じるものです。私もあなたも歩き続け、身体を通して体感する。いろんな“ふれる”を探る旅。
森山未来コメント
「風の時代」とは、ものを所有する時代からしない時代へと移行するとされる、近年、西洋の占星術の中で使われる言葉である。しかし、そんな言葉を用いなくともインターネットの目覚ましい進化により、他者とのコミュニケーションはより流動的になり、言葉はクラウドの世界に溶けて、今人類が滅亡したとすると、私たちのコミュニケーションの痕跡はどこにも残らない、とさえ言えるほどだ。COVID-19の流行により、一つの場所に集まることが難しくなり、グローバルだった世界は切り離され、孤立していき、今まで以上に場所というものにとらわれずに生きていく方法を模索することを余儀なくされている。個人と他者が断絶しているかのように感じられる昨今。その狭間を、とどまることを知らず流れ続ける「風」を感じながら、失われつつある「他者との接触=個人(自分自身)に触れる」試みとなるパフォーマンスとなることを志向している。
大植真太郎コメント
周りの言葉とは全く連携もしないが、多分、僕のこの面々での役目はこの文章がここにある感じだと思って書く。 最近、コロナの影響か否かそれさえ定かではないがヨットを買った。向かい風でも右に左折り返せば前に進むことを小さな船に教えてもらい、様々な部位が剥き出しになりながらそれでいて木の柔らかな曲線美都温もりに囲まれ生活することで今更ながら生きてきた道を振り返ればもう46歳、一般的には人生の折り返しみたいだが、日々先人より学ぶこと多しとせっせせっせと船の手入れに修繕に明け暮れている。そんなダンスのだの字もない折に、旧知の仲間に加えて今まであまり関わり合いがなかった音楽、舞台美術に照明の様々な皆さんと仕事するこの機会に巡り合う。まあ、関わる人が増えると良くも悪くも右往左往が多くなるが、終わりを決めず回ごとにどこかへ進んでゆくこの一風変わったパフォーマンス形式はさながら、帆を上げて、風に身任せ、時に争い右へ左へ遠回り、回り回って……コロンブス。
「TOUCH-ふれる-#1」
2022年2月11日(金)~15日(火)
東京都 すみだパーク ギャラリーささや
2022年2月18日(金)~20日(日)
神奈川県 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
振付・演出・出演:
音楽・出演:FUJI|||||||||||TA
ステージナタリー @stage_natalie
Co. Ruri Mitoの新PJ「TOUCH-ふれる-」に森山未來・大植真太郎(コメントあり)
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