芝居処 華ヨタ 2021年夏興行「待って、待ってる、待って、待ってた、待って、待たない。」が、昨日8月13日に大阪・大阪市立芸術創造館で開幕した。
これは、第26回劇作家協会新人戯曲賞の最終候補作家であるビトが書き下ろし、芝居処 華ヨタの内田達也が演出を手がける作品。ある月夜、電信柱に見守られた路地には、2人のチンピラ、何かを待つ人たち、電信柱に祈る女と彼女を連れ帰りたい弟、2匹の獣、サンタクロース、犬がいた。母を探す少年・瞬と、2人の少女・杏と萌華もその路地で出会い……。
演出の内田は「こんな状況ですが、大阪の地で僕らの夏祭りの幕が開きました!」とコメントし、コロナ禍での公演については「結局、やることにもやらないことにももっともらしい理由はつけられず、ただ僕の中に残ったのは『演劇おもしろっ』というシンプルな感情でした。この感情をみなさまと共有できたらと考えています」とメッセージを送った。
上演時間は休憩ありの2時間45分で、大阪公演は明日8月15日まで。20日から22日まで東京・シアター風姿花伝でも公演が行われる。
内田達也コメント
こんな状況ですが、大阪の地で僕らの夏祭りの幕が開きました!
いま演劇をおこなうということがどういった意味を持つのか、ということをずっと考えてきました。
「やるべきかやらざるべきか、それが問題だ」なんてことをぐるぐると頭の中で転がし続け、気づけば幕が開いています。
結局、やることにもやらないことにももっともらしい理由はつけられず、
ただ僕の中に残ったのは「演劇おもしろっ」というシンプルな感情でした。
この感情をみなさまと共有できたらと考えています。
東京にも伺いますので東京の皆様も是非!!!
芝居処 華ヨタ 2021年夏興行「待って、待ってる、待って、待ってた、待って、待たない。」
2021年8月13日(金)~15日(日)
大阪府 大阪市立芸術創造館
2021年8月20日(金)~22日(日)
東京都 シアター風姿花伝
作:ビト
演出:内田達也
出演:河波哲平、北野秀気、楠木健吾、近藤輝一、坂口美紅、平直樹、長山知史、秦穂香、畑中咲菜、花森美紀、政野郁矢、村中啓人、山下新生、吉岡莉来、吉田将、あおさぎりょう、矢野渡来偉
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ステージナタリー @stage_natalie
【公演レポート】「“演劇おもしろっ”という感情を共有したい」、芝居処 華ヨタの“夏祭り”が開幕(コメントあり)
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