ミュージカル「ゴヤ -GOYA-」は、原案・脚本・作詞を
囲み取材には、今井、小西、清水、山路、仙名、塩田、天宮、キムラが登壇。今井は「コロナ禍での上演となったことで、舞台に立てることへのありがたみというものを改めて感じています。僕にとって日生劇場はたくさんの思い出が詰まった劇場。ここにまた帰ってくることができて、『ただいま!』という気持ちです」とほほ笑む。また今井は「清塚さんの音楽の中で生まれ育つものが日々たくさんあって。新たに生まれたものを咀嚼しつつ、さまざまな変化が起きるのを楽しみながら、ここまでやってきました」と稽古を振り返った。
小西とのデュエットについて「2人の声の“化学反応”を大事にしていきたい」と語る今井は「僕はこういう(低い)声なのですが、小西さんはすごくハイトーンで、力強い歌を飛ばす方」と小西を絶賛。その発言に「何言ってるんだよっ(笑)」と照れ笑いを浮かべた小西は「日本のミュージカルで、バリトンの主人公ってかなり珍しいと思っているのですが、(今井の歌声は)とても男らしくて、野性的で、それがまたゴヤという人物とすごくマッチしている。僕はその親友役なので、どんな球が来ても調和するように、“化学反応”が起きるようにしていきたい。共演できて幸せです」と思いを述べる。司会から「稽古を通じて親交は深まりましたか?」と尋ねられた2人は、にっこりと顔を見合わせ「もうバッチリです」と回答。仲睦まじさを垣間見せた。
続くキムラは、自身が演じるスペイン王妃のマリアを「浪費家で、可愛くないマリー・アントワネットみたいな感じ(笑)。塩田さん演じる宰相ゴドイを愛人にして、自分の夫をないがしろにするような役です」と表現。塩田は「(キムラとの)ラブシーンの稽古中、僕の座り方がいまいち決まらなかったのですが、今井さんが『こうすればいいんだよ』って教えてくださって。僕はそのとき、マリア王妃として今井さんからのエスコートを受けたんですけど……かなりときめきました(笑)」と恍惚とした表情でエピソードを明かし、会場を笑いで包んだ。
最後に今井は「とても明るく前向きな内容になっています。コロナ禍の、ストレスを抱えやすい時代ではありますが、皆さんにお楽しみいただけるよう、毎日心を尽くしてやっていきますので、よろしくお願いします」と言葉に力を込め、囲み取材を締めくくった。
上演時間は約3時間10分。東京公演は4月29日まで行われ、5月7日から9日までは愛知・御園座にて上演される。
ミュージカル「ゴヤ -GOYA-」
2021年4月8日(木)~29日(木・祝)
東京都 日生劇場
2021年5月7日(金)~9日(日)
愛知県 御園座
原案・脚本・作詞:
演出:
作曲・音楽監督:
出演:
アンサンブル:藤浦功一、岡田誠、
※2021年4月24日追記:4月25日から29日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
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