オンラインで戯曲を紐解く、Prayers Studioの「かもめ」

4

23

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 7 15
  • 1 シェア

オンラインイベント「Prayers Studioの『かもめ』」が、本日12月23日にZoomを通じて開催される。

オンラインイベント「Prayers Studioの『かもめ』」ビジュアル

オンラインイベント「Prayers Studioの『かもめ』」ビジュアル

大きなサイズで見る(全2件)

Zoomを用いた「かもめ」創作の様子。

Zoomを用いた「かもめ」創作の様子。[拡大]

演劇集団Prayers Studioが実施する本ベントは、アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」を紐解いて楽しむ試み。本企画では、参加者同士が考えたことをシェアし、ワークショップによって観客自身が俳優を体験できる。

イベントを仕掛けるのは、5月にオンラインで行われた「12人の優しい日本人を読む会」にも出演した、Prayers Studio代表の渡部朋彦。初回配信は23日19:30から無料で行われるが、申し込みが必要となる。また25日19:30からは、有料の「ぷち俳優体験WS『ドラマトライアル』」が開催される。参加希望者は23日の配信を視聴する必要がある。渡部のコメントは以下の通り。

渡部朋彦コメント

今年はパンデミックで色々なことが変わり、演劇的なことも沢山模索があった1年でした。

確かに厳しい状況ではありますが、この状況だからこそ生まれた新しい方法や可能性も実はたくさんあって、悲観したことばかりではないなとも思うのです。僕らも当初は、「演劇は生であってこそ、オンラインでなんて!」と思っていました。ですが、やってみたらオンラインならではの面白いところもたくさん発見し、更に気軽にどこからでもたくさんの方に参加いただけるということは最大の強みと感じました。

今この時期だからこそ試してみられることを色々試したいという気持ちが僕にはまだまだあります。

一見して悲劇的なこの作品をチェーホフは「喜劇」だと言っていて、これは、世界的にも多くの人が首を傾げる「謎」でもあります。そんなことも含めて、「戯曲を紐解いていく楽しみ」自体を観客の皆さんと一緒に味わい楽しんでみる、そんな演劇の楽しみ方を模索してみたいと考えています。是非たくさんの方にご参加いただければ幸いです。

皆様にとって「かもめ」とはどんな作品か? どこが好きか? 嫌いか? 共感するか? など、お声を聞かせていただけたら嬉しく思います。もちろん「かもめ」をご存知ない方もお気軽にどうぞ。古典は難しいとされがちですが、皆で紐解くことで、そのハードルを少しだけでも下げられるかもしれません。

この記事の画像(全2件)

オンラインイベント「Prayers Studioの『かもめ』」

Prayers Studio の「かもめ」

2020年12月23日(水)19:30~

ぷち俳優体験WS「ドラマトライアル」

2020年12月25日(金)19:30~

全文を表示

読者の反応

  • 4

木村香織 @kaoful2012

アーカイブで観ることができますよ!今から予約もまだ大丈夫です(*ˊᗜˋ) https://t.co/ce81GSrxGE

コメントを読む(4件)

関連記事

アントン・チェーホフのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 アントン・チェーホフ の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします