ミュージカル「RENT」の製作発表が本日10月8日に行われ、総勢20名のキャストが出席した。
1996年にアメリカ・ブロードウェイで初演された「RENT」は、20世紀末のニューヨーク・イーストヴィレッジを舞台に、当時の若者のライフスタイルや世相を描いたミュージカル。会見の冒頭には歌唱披露のコーナーが設けられ、マウスシールドを着用した全キャストが「Seasons Of Love」を熱唱。また、ロジャー役の
新キャストの花村は、2017年に初めて「RENT」に触れたことを明かし、「この作品を観てミュージカルに出演したいと思いました。命を懸けて臨みたいです」と熱い思いを語る。また、「人生は1分の積み重ね。もっと言うと1秒、一瞬の積み重ねだと思っていて。そこに感動というスパイスが加わると、一生心に残るものになると思うんです。そんな瞬間が『RENT』にはたくさんつまっているので、ぜひ劇場に足を運んでもらえたら」と観客に呼びかける。過去にエンジェル役を経験し、今回マーク役で出演する平間は「『RENT』を、皆さん1人ひとりの“愛”を受け取れる場所にできればと思っています」と優しくほほえんだ。
2015年版、2017年版に続き、ロジャー役で出演する堂珍は「『RENT』は自分にとってターニングポイントになった作品。最後まで走り抜くことを目標にがんばっていきたいです」とコメント。今回、初めてロジャー役を務める甲斐は「世界中で愛されている、この作品に出演できることをとてもうれしく思います」と喜びを噛み締めた。
ミミ役を演じるのは、いずれも新キャストの遥海と八木。遥海は「自分なりのミミを演じられるように精一杯がんばります」と意気込みを語り、八木は少々緊張した面持ちで、「2020年という年に、この『RENT』をお届けできることがうれしいです」と胸中を明かす。
2015年以来、5年ぶりにコリンズ役を演じる
また、今回が「RENT」初出演となるエンジェル役のRIOSKEは「不安もありますが、毎日毎日幸せを感じながら稽古しています。この思いを早く皆さんにもお届けしたい」とコメントし、同じくエンジェル役の新キャストである
現在「RENT」カンパニーは絶賛稽古中だが、日本版リステージを担当するアンディ・セニョールJr.が新型コロナウイルスの影響によりいまだ来日できていないため、国内のカンパニーメンバーとアンディはリモートでコミュニケーションを取っているという。これについて平間は「もちろん大変ではあるんですが、この状況がみんなをひとつにしている部分もあると思っていて。リモート形式の稽古は今しかできない、今だからこそできるものだと思うので、今回は特別な『RENT』になりそうな気がしています」と答え、前向きな姿勢を見せる。また、本日の会見ではTwitterで募集したファンからの質問が読み上げられる場面も。「おすすめのシーンは?」という質問に、花村が「全部!」と答えると、平間が「間違いない!」と即答し、会場の笑いを誘った。
ミュージカル「RENT」の公演は11月2日から12月6日まで東京・シアタークリエ、11・12日に愛知・愛知県芸術劇場にて。チケットの一般販売は10月10日にスタート。
ミュージカル「RENT」
2020年11月2日(月)~12月6日(日)
東京都 シアタークリエ
2020年12月11日(金)・12日(土)
愛知県 愛知県芸術劇場
キャスト
マーク:花村想太(
ロジャー:
ミミ:遥海 /
コリンズ:
エンジェル:RIOSKE(COLOR CREATION) /
モーリーン:
ジョアンヌ:宮本美季
ベニー:SUNHEE /
ICHI、
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LIM編集部 @lesmisquarti30
【会見レポート】「RENT」おすすめのシーンは?花村想太&平間壮一「全部!」「間違いない!」(写真21枚) https://t.co/kOs9BpclGH