音楽劇「銀河鉄道の夜2020」が、昨日9月20日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールで開幕した。
KAAT神奈川芸術劇場の10周年プログラムのキックオフ作品となる本作では、1995年に東京・青山劇場の開館10周年記念事業として初演された「イーハトーボの音楽劇『銀河鉄道の夜』」を新たに立ち上げる。これは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をもとに能祖將夫が脚本、バイオリニストで作曲家・編曲家の
2020年版となる本公演には、演出の
KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督としてラストイヤーを迎えた白井は、初日を終えた心境を「自粛解除後、KAATの再スタートの初日が無事に開くことができてホッとしています。そして、劇場が再開できたことを本当に嬉しく思っています」と語り、「宮沢賢治が作品に込めた思いが私たちの心に響き、現代を生きる道標となれるよう、千秋楽まで作品を磨き上げていきたいと思います」とコメントしている。上演は10月4日まで。
なおKAAT神奈川芸術劇場では、去る9月18日に10周年記念企画をスタート。公式サイトに白井からのメッセージを掲載しているほか、小川絵梨子、杉原邦生、谷賢一、長塚圭史、宮城聰など多数の演劇人が登場するお祝いコメント動画を、劇場の公式YouTubeチャンネルで公開中だ。さらにKAATの公式サイトでは、白井晃が2014年に劇場のアーティスティック・スーパーバイザーに就任して初めて手がけた「Lost Memory Theatre」を、期間限定で配信している。
白井晃コメント
自粛解除後、KAATの再スタートの初日が無事に開くことができてホッとしています。そして、劇場が再開できたことを本当に嬉しく思っています。25年前に作った作品が、木村君、佐藤君、宮崎君たち、今の若者たちと再創造できたことも大きな喜びの一つです。よく頑張ってくれました。
宮沢賢治が作品に込めた思いが私たちの心に響き、現代を生きる道標となれるよう、千秋楽まで作品を磨き上げていきたいと思います。たくさんの方々にこの作品をご覧いただきたいと切に願っています。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「音楽劇『銀河鉄道の夜2020』」
2020年9月20日(日)~10月4日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
原作:宮沢賢治
脚本:能祖將夫
演出:
音楽監督:
歌:さねよしいさ子
出演:
ミュージシャン:新澤健一郎(Key)、柴田奈穂(Vn)、小夜子(Vn)、ファルコン(Gt)、木村将之(Ba)、海沼正利(Perc)
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tobi_tatsu @tobio_festa
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ほんとちゃんと少年だったジョバンニ🚂🌌✨
白井晃さんの労いの言葉が嬉しかったな🥺💦
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