「不機嫌な女神たち プラス1」が、本日10月19日に東京・紀伊國屋ホールで開幕する。これに先駆け、昨日18日に舞台挨拶が行われた。
「不機嫌な女神たち プラス1」は、連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」など、数多くのドラマを手がけてきた脚本家・岡田惠和の書き下ろし。夫の辻元タケオ(
舞台挨拶には、キャストの和久井、羽田、西田、谷原が登壇。本作を「寸分の隙もない会話劇」と評する羽田は「2時間のステージを、それぞれの役の50年分の人生で埋め尽くすような密度の濃さ。難しい部分もありましたが、とてもやりがいのある稽古場でした」と笑顔を見せる。和久井は「2時間でこんなにセリフを話したことは今までなかったと思います(笑)」と笑い混じりに話しつつ、「ひたすらセリフのやりとりをしていて、鏡前でも稽古場でも、ずっと誰かしらが話して誰かしらが笑っている。声が途切れることがないんですね。それが物語にいい影響を及ぼして、お客様に届けば」と思いを述べた。
西田が「劇中の会話が、私たちの実生活の会話と何ら変わりないことが最近判明しまして(笑)。みんなとしゃべっていて、『あ、このセリフはこう言えばいいのか!』って気付いたり……毎日発見があります」と振り返ると、羽田もそれに頷きながら、「同じ年代の役者と現場で会うことが少なくなってきた中、本作で同世代の皆さんと出会うことができて、至福の稽古時間でした。この舞台が終わっても、きっとこのメンバーの友情は続いていくんじゃないかな」と続ける。
「『不機嫌な女神たち プラス1』のプラス1を演じさせていただきます、谷原章介です(笑)」と自己紹介し、報道陣の笑いを誘った谷原は、「手を離れた子供のことや、年を重ねる親のことなど、役と同年代だから感じることがたくさんありました。本作は、たった1幕にそういった要素がギュッと詰め込まれています。緻密な会話劇を繰り広げますので、その緊張感をお客様にも一緒に楽しんでいただければ」とメッセージを送った。
最後に和久井は、「この物語は、大人の女性ならではの“女性あるある”が詰まっていますが、男性から見た“女性あるある”でもあるのかなと。大人の方にも、これからその世代を迎える若い方にも観ていただきたい作品です」と言葉に力を込め、舞台挨拶を締めくくった。
上演時間は休憩なしの約2時間。東京公演は10月27日まで行われ、11月2・3日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、6・7日に大阪・サンケイホールブリーゼ、16・17日には福岡・イムズホールで上演される。
「不機嫌な女神たち プラス1」
2019年10月19日(土)~27日(日)
東京都 紀伊國屋ホール
2019年11月2日(土)・3日(日・祝)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2019年11月6日(水)・7日(木)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2019年11月16日(土)・17日(日)
福岡県 イムズホール
作:岡田惠和
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