「THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~」が明日9月14日に東京・よみうり大手町ホールで開幕する。これに先駆け、本日13日に囲み取材が行われた。
本作は、近松洋男著「口伝解禁 近松門左衛門の真実」(中央公論新社)をもとにした青春時代劇。近松門左衛門役を
囲み取材には、浜中、江田、内藤、ラサール、鈴木が出席。今回初めて実在の人物を演じたと言う浜中に、司会が「役作りは難しかったですか?」と尋ねると、浜中は「いや、意外と(そうでもない)」と飄々とした表情で回答。会場は大きな笑いで包まれた。さらに浜中が「歌舞伎に挑戦させていただきます」と発言すると、鈴木は「今回彼(浜中)は、スペイン語で歌舞伎をやるんです!(笑)」と発表。鈴木は浜中を見つめながら、「彼の“スペイン歌舞伎”は、何度観ても抱腹絶倒です!」と、満面の笑みを浮かべた。
続く江田は、過去にほかの舞台で近松門左衛門役を演じたことがあることを明かし、「このご縁は近松さんが呼んでくれた気がします」と微笑む。鈴木が「今回、江田が担当した振付があるんですよ」と明かすと、江田は照れたような表情で「ダンスと言えるかどうかはわからないのですが……(笑)、鈴木さんからイメージをお聞きし、それに合うように作りました」と真摯に語った。
松鹿平馬役のほか、浜中による“スペイン歌舞伎”のアシストも務めるという内藤は「アシスト中、僕自身が笑わないよう気をつけます……(笑)」と述べつつ、「十分稽古を積んできて、あとはお客様に楽しんで観ていただくのを待つ状態。開幕が楽しみです」とコメント。鈴木は、「近松門左衛門のご子孫である近松洋男さんが書かれた本が、想像を絶するくらい面白くて。その本をもとに、構想含めて3年くらいかけて作り上げました。顔ぶれもばっちりですし、満を持しての公開です」と自信をのぞかせた。
後水尾上皇役のラサールは、興奮気味に「これは近松が戯曲を書き始める前の話でもあり、『忠臣蔵』の前夜を描いた物語でもある。誰もまさか近松と大石内蔵助が知り合いなんて思わないものね」と本作の内容に触れ、「そんな話を、鈴木さんがすごく遊び心のある演出で、ドラマチックに仕上げました。最後まで楽しんでいただけると思います」と鈴木に信頼を寄せた。
最後に江田は「みんなで力を合わせて大事業を成し遂げる物語なので、カンパニー全員の力を合わせて大成功させたいです!」と言葉に力を込め、浜中は「いろんな角度から芝居を作っているので、あっという間の2時間だと思います。楽しみに観に来てください」と観客にメッセージを送った。上演時間は約2時間を予定。東京公演は9月25日まで行われ、27日から29日までは大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。
「THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~」
2019年9月14日(土)~25日(水)
東京都 よみうり大手町ホール
2019年9月27日(金)~29日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
脚本・演出:
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