「或るめぐらの話」は、津軽の方原詩人・高木恭造の長編詩を一人芝居化したもの。メチルアルコールのせいで目が見えなくなった男が、ある和尚との出会いによって人生を考え直す様が、全編津軽弁でつづられる。
開演のアナウンスが終わるか終わらぬかのうちに、黒い着物に黒いマント、黒の帽子と黒のサングラスをかけた男がドタドタと部屋に現れ、舞台中央の椅子によろよろと腰掛けた。男は自分は目が見えないこと、そのことで大きく失望したことなどを話し始めるが、方言が強くて何を言っているのかよくわからない。英語字幕で不明点を補いながら、男の語りにじっと聞き入っていると、その言葉から不思議とさまざまな情景が浮かび上がってきて……。
上演に際し
山田百次 コメント
世界的な演劇祭としての第0回公演で、この演目をやれて良かったです。今回は英語字幕をつけてみました。これをきっかけにホエイも海外進出できたらと思います。
「第0回豊岡演劇祭 Toyooka Theater Festival」
2019年9月6日(金)~8日(日)
メインプログラム
青年団「東京ノート・インターナショナルバージョン」2019年9月6日(金)~8日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター ホール
作・演出:平田オリザ
台本翻訳協力:ソン・ギウン、サーウィター・ディティヨン、ロディ・ベラ、コディ・ポールトン、陳彦君、ブライアリー・ロング
出演:山内健司、松田弘子、能島瑞穂、長野海、鄭亜美、中村真生、ブライアリー・ロング、佐藤 滋、前原瑞樹、藤谷みき、淺村カミーラ、木村トモアキ、多田直人 / 陳忻、趙欣怡、パッチャラワン・クルアパン、カモンワス・ジュティサムット、アントネット・ゴー、メイエン・エスタネロ、マンジン・ファルダス、ペク・ジョンスン、チョン・スジ、井垣ゆう
2019年9月7日(土)・8日(日)
兵庫県 出石永楽館
作・演出:中屋敷法仁
出演:玉置玲央、永島敬三、大村わたる、加藤ひろたか、田中穂先、長尾友里花、福井夏、淺場万矢、とよだ恭兵、北村まりこ、村松洸希、永田紗茅 / 中屋敷法仁
スタジオ公演
2019年9月7日(土)・8日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター スタジオ1
テキスト:高木恭造(方言詩集まるめろ「方言による三つの物語」より)
演出・出演:
2019年9月7日(土)・8日(日)
兵庫県 城崎国際アートセンター スタジオ1
作・演出:大池容子
出演:菊池佳南
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【公演レポート】津軽弁の「或るめぐらの話」、山田百次「これをきっかけに海外進出できたら」(コメントあり)
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