本作は、東京芸術劇場のダンスプロジェクト「芸劇dance」の1プログラムにラインナップされたNibrollの新作公演。悲劇的な立場に置かれた5人の女優が、「リアルの悲劇」「フェイクの悲劇」「フィクションの悲劇」という3つの異なる観点から“悲劇”をとらえ、自身と世界の関係性を見つめ直す。
開幕に際し、振付・演出を手がける
出演には
矢内原美邦 コメント
コンテンポラリーダンスを一言で定義すれば基準がなく何でもありのダンス。個人の身体を通して独自の世界を作ることで自由で多種多様な表現方法がうまれる。醜く、そうして美しく、切なく、汚く、何の役にもたたない小さなことを忘れないように身体的マイナスを独特な表現に変えてゆく女優5人でやるニブロールダンス公演、いざ初演。
高橋啓祐 コメント
イエスが死んだのは私の罪じゃないとパティスミスが宣言してから、世界が歪んでいるのは僕の罪だとブルーハーツが告白してから、いま自分らはこの目の前にある現状を誰の罪だと嘆こうか。だらしない体とウロ覚えの言葉と朧げな映像とやかましい音楽とで送るニブロールのドタバタ悲劇。
SKANK / スカンク コメント
不意に訪れたり。現実やフィクションについつい求めてしまう「悲劇」の先にいったい何を求めているのか? 目の前にある大事なまぼろしと。フィクションに向かっていく心と現実。どんどん当事者でなくなっていくことにどんな意味があるだろうか? そんな事も考えながら。求めているものを知ることが出来れば。希望を込めて上演!
Nibroll新作公演・芸劇dance「悲劇のヒロイン」
2019年2月7日(木)~10日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
振付・演出:
映像・美術:高橋啓祐
音楽:SKANK / スカンク
出演:
Nibrollのほかの記事
リンク
- +++悲劇のヒロイン+++
- 悲劇のヒロイン 東京芸術劇場
- Nibroll/off-Nibroll/ミクニヤナイハラプロジェクト (@_Nibroll) | Twitter
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
【公演レポート】Nibroll新作開幕、矢内原美邦「醜く、そうして美しく、切なく、汚く」(コメントあり)
https://t.co/S44WegAgFk https://t.co/QkuNX18l5S