田上豊が書き下ろし、北九州芸術劇場プロデュース「せなに泣く」に8名の九州男児

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九州男児劇「せなに泣く」が11月29日から12月2日まで福岡・北九州芸術劇場 小劇場で上演される。

北九州芸術劇場プロデュース / 九州男児劇「せなに泣く」製作発表会見より。

北九州芸術劇場プロデュース / 九州男児劇「せなに泣く」製作発表会見より。

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北九州芸術劇場プロデュース / 九州男児劇「せなに泣く」チラシ (c)トミタユキコ

北九州芸術劇場プロデュース / 九州男児劇「せなに泣く」チラシ (c)トミタユキコ[拡大]

本作は北九州芸術劇場が開館15周年の節目に挑むプロデュース公演。熊本県出身の田上パル・田上豊が“九州男児”をモチーフに新作を書き下ろし、九州出身の8名の俳優と共に約1カ月半、北九州で滞在制作を行う。描かれるのは九州の児童養護施設で育った5人の男たちのドラマ。彼らの葛藤や痛み、仲間との絆がユーモアを交えて描き出される。出演者には有門正太郎プレゼンツの有門正太郎、コンドルズのぎたろー、万能グローブガラパゴスダイナモスの椎木樹人、飛ぶ劇場の寺田剛史、FUKAIPRODUCE羽衣の日高啓介、劇団ヒロシ軍の荒木宏志河内哲二郎、PUYEYの五島真澄が名を連ねた。

10月に行われた本作の製作発表会見で田上は、「九州男児の熱さというものをずっと考えていくと、近代化が進みITの時代へ移行する中で、九州男児という特性を持つ人間像というのはやっぱり時代に合わなくなってきているのではないかと。何かひとつ時代が変わっていく中で消えていこうとしているものがあるかもしれない、という所から物語を着想しました」と明かし、「九州男児の劇ですが、色んな方の胸に響くようにつくりたいと思っています」と意気込む。また企画・制作を務める同劇場舞台事業課の加賀田浩二氏は「ここ北九州で、九州のかおりのする演劇作品を立ち上げて、日々頑張っている方、奮闘している方々の背中が押せるような熱いドラマを描けたらと思っています」と思いを述べた。なお12月1日18:00開演回の終演後にはアフタートークが実施される。

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北九州芸術劇場プロデュース / 九州男児劇「せなに泣く」

2018年11月29日(木)~12月2日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 小劇場

作・演出:田上豊
出演:有門正太郎ぎたろー椎木樹人寺田剛史日高啓介荒木宏志河内哲二郎五島真澄

※日高啓介の「高」ははしご高が正式表記。

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