「神ノ牙-JINGA-転生」製作発表、井上正大「歴史に恥じない舞台第2弾に」

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来年2019年1月に上演される「『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~」の製作発表記者会見が、本日11月20日に東京都内で行われた。

「『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~」製作発表記者会見より。

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井上正大

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本作は、特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズの最新作「神ノ牙-JINGA-」を舞台化するもの。昨年17年に上演された舞台「牙狼<GARO> -神ノ牙 覚醒-」に引き続き、岩田有弘率いる銀岩塩の“LIVE ENTERTAINMENT”として上演され、脚本を塩田泰造、総指揮・演出・主演を同シリーズに出演してきた井上正大が担当。ドラマ版のアナザーストーリーが繰り広げられる。

製作発表には井上をはじめ、山本一慶伊波杏樹AKB48の小田えりな、正木郁松野井雅湯本美咲、岩田、中村誠治郎が登壇。「いよいよ始まったな、という思いです」と口火を切った井上は「10年以上続く『牙狼<GARO>』シリーズを、前作『-神ノ牙 覚醒-』で初めて舞台化し、総指揮・主演を担当させていただきました。今回は総指揮・演出・主演という形で、肩書きはたいそうな感じですが、一大エンタテインメントとしてお客様を楽しませられるようにがんばっていきたいです」と決意を述べ、「“ホラージンガ”という、ちょっと“変態チック”な役ですけれども(笑)。楽しく演じたいと思います!」と意気込んだ。

マイクを持ちづらそうにしながら話す山本一慶。

マイクを持ちづらそうにしながら話す山本一慶。[拡大]

続くサーシャ役の山本が衣装の影響でマイクを持ちづらそうにしていると、登壇者たちから笑いが起こる。これに対し山本は「笑わないでもらっていいですか!?(笑)」とツッコみつつ、「昔から知っている『牙狼<GARO>』シリーズに携わらせていただけることが誇りです。サーシャのスピードを生かしたアクションをどのように演出していただけるのか楽しみです」と期待を述べた。

お互いの衣装を見合う小田えりな(左)と伊波杏樹(右)

お互いの衣装を見合う小田えりな(左)と伊波杏樹(右)[拡大]

友葉役を演じる伊波は「作品の世界観を学び、しっかり伝えられるようにがんばっていきたいと思います」と言葉に力を込め、「友葉は修行中の身なので、思いっ切りこの世界を生きられるようにはっちゃけていけたら」と笑顔を見せる。伊波とWキャストで同じく友葉役を演じる小田は「壮大な世界観の舞台に出るのは初めてなので、すごくワクワクしています。素敵なキャストの皆様からたくさん学べるようにがんばります」と意気込んだ。

正木郁

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ルカ役の正木は「2019年最初の舞台なので、精一杯『牙狼<GARO>』シリーズの一員となれるように務めさせていただければ」と真摯に語り、衣装について「今までの人生でこんなに高貴な衣装を着たことがないので、気持ちが高まります」とコメントした。

松野井雅

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湯本美咲

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銀岩塩の作品に旗揚げ公演から参加しているアミリ役の松野井は「シリーズには“牙狼ファミリー”として10年近く携わらせていただいております。私にとって家族のような人たちとクリエイティブな表現活動をまたできることがうれしく、誇りに思います。皆様を引っ張って行くと言うとおこがましいですが、歴史を知る私だからこそ、緊張感と自信と責任を持って、胸とか脚とか出すところは出して(笑)、幻想的な世界観を舞台上で爆発させられるようにがんばります」と熱い思いを述べた。前作「-神ノ牙 覚醒-」で初舞台を経験し、今回が2度目の舞台出演だと明かすケルス役の湯本は「今回、劇中で歌を歌わせていただくことになり、今“魔戒語”を勉強中です(笑)。衣装やメイクにもこだわっていただき、役に対する愛情がどんどん深まっています」と心境を明かした。

銀岩塩の代表でルミド役、ミドウジ役を演じる岩田は「『牙狼<GARO>』が好きで好きで、今回2度目の舞台化のチャンスをいただけたので、前作以上に目一杯がんばりたい。ダークファンタジーですが、コメディタッチなシーンもあるので、エンタメ感のある楽しい作品になっております。お楽しみに」とファンにメッセージを送った。

中村誠治郎

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「牙狼<GARO>」シリーズにずっと関わりたかったと述べるフギ役の中村は「やっとこの作品に携わることができて光栄です。僕はずっと殺陣をやってきたので、求められていることを最大限発揮して作品に貢献できたら」と話しつつ、「今年で38歳なんですが、こんなにカッコいい衣装を着させていただいて、おじさんなのに恐縮だなと……」と会場の笑いを誘った。

雨宮慶太監督からのメッセージを代読する岩田有弘(奥)と衣装の腕が銃になっている岩田の代わりにマイクを持つ井上正大(手前)。

雨宮慶太監督からのメッセージを代読する岩田有弘(奥)と衣装の腕が銃になっている岩田の代わりにマイクを持つ井上正大(手前)。[拡大]

ここで原作者である雨宮慶太からのメッセージを岩田が代読する。メッセージの中で雨宮は「『牙狼<GARO>』の世界の魔獣ホラーは文字通り恐怖であり魔の存在です。そしてそれに対する存在が魔戒騎士なのです。それは神の力を持った騎士と言えるでしょう。ジンガは魔でありながら、神の力を持つ存在。対極ではなく、実は合わせ鏡であるという主題が『神ノ牙-JINGA-』の物語なのです」と作品に込めた思いを明かす。この言葉を受けた井上は「雨宮監督が続けられてきた世界観を崩さず、さらに1人でも多くのお客様にこの作品を楽しんでいただけるよう、がんばりたいと思います」と感慨深げに話した。

さらに井上は本作の演出プランについて「エアリアル、ダンス、プロジェクションマッピング、生歌、生演奏、殺陣など、てんこ盛りな作品になるんじゃないかなと」と展望を述べ、「マニアックなことを言いますと、“新しい紗幕”を作っていまして、それをどう映像と融合させるかというのが楽しみ。キャストの芝居もすごいことになると思うので、お楽しみに」と観客にメッセージを送った。

影煌騎士・狼是(左)と井上正大(右)。

影煌騎士・狼是(左)と井上正大(右)。[拡大]

製作発表の最後には会場に影煌騎士・狼是(えいこうきし・ろーぜ)が登場。狼是がポーズを決めると大きな拍手が起こった。最後に井上は「このスーツが実際に舞台上にも出てくるので、ファンにはたまらないんじゃないかなと。歴史に恥じない舞台第2弾にしたいと思います。最強のスタッフ陣、素敵なキャスト陣の力を合わせてがんばります!」と会見を締めくくった。公演は来年2019年1月5日から14日まで東京・天王洲 銀河劇場にて。

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銀岩塩 Vol.3 LIVE ENTERTAINMENT「『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~」

2019年1月5日(土)~14日(月・祝)
東京都 天王洲 銀河劇場

原作:雨宮慶太
総指揮・演出:井上正大
脚本:塩田泰造

出演:井上正大 / 山本一慶伊波杏樹(Wキャスト)、小田えりな(AKB48、Wキャスト)、正木郁 / 松野井雅清水佐紀福圓美里(Wキャスト)、名塚佳織(Wキャスト)、宮城紘大仙石みなみ(Wキャスト)、磯原杏華(Wキャスト)、湯本美咲 / 岩田有弘 / 中村誠治郎

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(c)2018「JINGA」雨宮慶太/東北新社

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