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古川日出男×管啓次郎×小島ケイタニーラブ×柴田元幸の朗読劇が世田谷美術館で

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「銀河鉄道の夜」が、9月29・30日に東京の世田谷美術館 エントランス・ホールで上演される。

本作は、古川日出男が宮沢賢治の童話をもとに立ち上げた朗読劇。2011年の東日本大震災を機に誕生し、東北を中心に全国20カ所で公演を行ってきた本企画が、今回は同美術館のエントランス空間で展開されている、パフォーマンスシリーズ「トランス / エントランス」初の朗読劇として上演される。

舞台上では古川の朗読に、音楽家・小島ケイタニーラブの音楽と歌、詩人でエッセイストの管啓次郎による書き下ろしの詩の朗読、そして翻訳家・柴田元幸のバイリンガル朗読が加わる。上演に向け古川は「宮沢賢治の描いた『銀河鉄道』には、その沿線にプリオシン海岸なるものがあって、その波打ち際に、レールを敷ければと願っています。鉄道線路を、その渚に、夜の美術館のために。銀河鉄道の夜の、美術館のために。〈入口〉に」と構想を語っている。予約受付は8月1日10:00にスタート。

古川日出男コメント

あなたが宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を知っていようが知っていまいが、原作の「銀河鉄道の夜」を読んでいようが読んでいまいが、それは、どうでもいいのです。なぜならば、この朗読劇は、宮沢賢治のそれを「生まれ変わらせて」「そこに出現させる」ものだから。2011年12月に出発して、全国のほんとうに各地を回ってきた朗読劇だから、まるで空間を移動しつづけたように思えるけれども、それだけではないのです。2011年12月に出発して、時には息もたえだえになりながら走りつづけて、もう2018年9月になるのですから、時間も移動してきたのです。むしろ7年間という時間を(空間ともども!)貯めてきたのです。宮沢賢治の描いた「銀河鉄道」には、その沿線にプリオシン海岸なるものがあって、その波打ち際に、レールを敷ければと願っています。鉄道線路を、その渚に、夜の美術館のために。銀河鉄道の夜の、美術館のために。〈入口〉に。

世田谷美術館パフォーマンス・シリーズ トランス / エントランス vol.16 朗読劇「銀河鉄道の夜」

2018年9月29日(土)・30日(日)
東京都 世田谷美術館 エントランス・ホール

出演:古川日出男管啓次郎小島ケイタニーラブ柴田元幸

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