ミュージカル「モーツァルト!」が明日5月26日に東京・帝国劇場にて開幕。初日公演に先駆けて、本日25日に同劇場で囲み取材が行われた。
本作は、「エリザベート」で知られるミヒャエル・クンツェ(脚本・作詞)と
囲み取材には山崎、古川をはじめ、トリプルキャストでモーツァルトの妻・コンスタンツェ役を務める
帝国劇場では初めて主演を務める古川は、「なるべく“帝劇主演”と考えないよう稽古に挑みました。今は緊張していますが、本番は楽しめたら」と真剣なまなざしで述べる。話題が体力面に及び、古川が「ハードなのでよく食べるようにしている」と話すと、山崎が「塩だけで何も入ってない固いおにぎりを、毎日作って来て食べてる」と稽古場での古川の様子を明かす。「本番を控えていると、味のあるものが喉を通らない」と塩むすびを自作する理由を話した古川に対し、山崎は「彼はスーパー繊細なんです」と付け加えた。また、稽古中に山崎から多くの助言を受けたと言う古川は、特に印象に残ったアドバイスとして「ヴォルフガングは一度ステージに立ったら導いてくれる」「導かれつつも、そのときどきで出会う人との関係性や感情を大事に」という言葉を挙げ、「Wキャストなので稽古は半分ですが、アドバイスを生かせるよう集中して臨んだ」と稽古の充実ぶりを語った。
14年版に続いてコンスタンツェ役を演じる平野は、「4年前とまた違った顔が見せられるのではないかと楽しみ」と期待をのぞかせる。本作に初参加の木下は「稽古で先輩方に教わっていくなかで不安を解消してきた」と明かし、やや緊張した表情を浮かべながらも「ここまで来たら思い切って演じたい」と意気込んだ。また“悪妻”と呼ばれるコンスタンツェを「身近に感じられるようになった」と語るのは生田。生田は「始まる前は(自分と役柄が)180度違うと思っていたんですが、共感できた」と述べ、「相手との向き合い方など今までにないことを感じられたので、本番も周りの方々を信じてやっていきたい」と笑顔を見せた。
最後に出演者を代表し、山崎が挨拶した。「稽古の初日、演出の小池(修一郎)先生は赤いジャケットを着て登場されました。『赤には生まれ変わるという意味がある。僕も新しい気持ちで挑む』という先生の強い思いから稽古が始まりました。僕は今回3度目の出演ですが、さらにパワーアップしたミュージカルになっています。日本を代表する作品だと思うので、ぜひ劇場に体感しに来てください」と締めくくった。
本作の上演時間は途中休憩25分を含む約3時間を予定。公演は明日5月26日から6月28日まで東京・帝国劇場、7月5日から18日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、8月1日から19日まで愛知・御園座にて。
ミュージカル「モーツァルト!」
2018年5月26日(土)~6月28日(木)
東京都 帝国劇場
2018年7月5日(木)~18日(水)
大阪府 梅田芸術劇場メインホール
2018年8月1日(水)~19日(日)
愛知県 御園座
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:
演出・訳詞:
キャスト
ヴォルフガング・モーツァルト:
コンスタンツェ(モーツァルトの妻):
ナンネール(モーツァルトの姉):
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:
コロレド大司教:
レオポルト(モーツァルトの父):
セシリア・ウェーバー:
アルコ伯爵:
エマヌエル・シカネーダー:遠山裕介
アントン・メスマー:
朝隈濯朗、
アマデ:大河原爽介 / 加藤憲史郎 / 小河原美空
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