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若手舞踊公演「SUGATA」シリーズ最終回は「二人三番叟」「雙生隅田川」

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左から藤間勘十郎、中村玉太郎、中村鷹之資、中村種之助。

左から藤間勘十郎、中村玉太郎、中村鷹之資、中村種之助。

若手舞踊公演「SUGATA」が、3月24日から27日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて行われる。

「SUGATA」は、同劇場が2015年に立ち上げた、次代を担う若手歌舞伎俳優たちによる舞踊公演シリーズ。シリーズ最終回となる今回は、初回から出演の中村鷹之資中村玉太郎らが、2人の師匠でもある藤間勘十郎作・演出・振付のもと、長唄囃子連中「二人三番叟」と通し狂言「雙生隅田川」を披露する。

3月7日には東京都内にて会見が行われ、鷹之資、玉太郎、勘十郎、そして出演者の中村種之助が出席した。勘十郎は、「シリーズ最終公演ということで、鷹之資、玉太郎の卒業試験的な演目として選びました」と明かし、「素踊りの舞踊劇で“見えないものを見せる”という難しさもありますが、同時にそこが面白さでもあるので、劇場空間を生かし、派手なスペクタクル溢れる舞台にしようと考えています」と構想を語った。

4月に大学進学を控える鷹之資は、「この3年間で学んだことを、余すことなくすべて出し切り、思い切りやらせていただきたいと思います」と力強く宣言。今回、初めて早替わりにも挑戦することを明かし、「『大滝の立廻り』があると聞いただけでワクワクしています。『SUGATA』という公演タイトルの由来でもあるように、私たちの成長する“スガタ”をお客様に観ていただき、今後も見守り続けていただけるような公演にしたいです」と意気込んだ。

玉太郎は「シリーズは今回でいったん終わりますが、これからが私たちの本当のスタートです」と述べ、「今回は、義太夫のシーンでセリフもたくさんあるので、プレッシャーも大きいですが、これまで見聞きしてきた先輩方の芸を思い出し、一生懸命取り組みたいです」と目標を掲げる。

「雙生隅田川」に女形と鯉の精という2役で出演する種之助は、「『あの人たちの若いときの舞台を、昔KAATで観たことがある』と、この公演を観たことを誇りに思ってもらえるような舞台にしたいと思っています」と挨拶した。若手舞踊公演「SUGATA」は、3月24日から27日までKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。

※初出時より見出しを変更しました。

若手舞踊公演「SUGATA」

2018年3月24日(土)~27日(火)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

作・演出・振付・出演:藤間勘十郎

長唄囃子連中「二人三番叟」

出演:中村鷹之資中村玉太郎

通し狂言「雙生隅田川」

出演:中村鷹之資、中村玉太郎 / 中村種之助 / 尾上菊之丞 / 澤村國矢、花柳凜 / 齋藤琴音、梶栞奈、亀上空花 / 藤間勘十郎

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