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少年社中史上最多の殺陣アクション「ピカレスク◆セブン」“極悪人”ら刃交える

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「少年社中20周年記念第一弾 少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』」ゲネプロより。左から鈴木勝吾演じるマクベス、宮崎秋人演じるトクガワイエミツ。

「少年社中20周年記念第一弾 少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』」ゲネプロより。左から鈴木勝吾演じるマクベス、宮崎秋人演じるトクガワイエミツ。

少年社中20周年記念第一弾 少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』」が、本日1月6日に東京・サンシャイン劇場で開幕した。

少年社中20周年記念公演第1弾の本作は、毛利亘宏が脚本と演出を手がける“悪者”たちの物語・ピカレスクロマン。マクベス役の鈴木勝吾、トクガワイエミツ役の宮崎秋人、トクガワイエヤス役の大高洋夫をはじめ、織田ノブナガ役の細貝圭、ピーターパン役の椎名鯛造、フック船長役の唐橋充、ジャック・ザ・リッパー役の佃井皆美、ファントム役の堀池直毅、リチャードIII世役の山川ありそ、そして魔女を演じる井俣太良相馬圭祐大竹えりら、全キャスト22人が“悪役”を演じる。

ときは江戸時代。トクガワイエミツの治世に冥府から蘇った“東照大権現・トクガワイエヤス”は、“日ノ本”の滅亡を目論む。これに立ち向かうべく、イエミツは7人の極悪人を召喚し、“日ノ本”奪還のための戦いを始めるが、7人の悪人・ピカレスク◆セブンは一筋縄ではいかない。マクベス、リチャードIII世を筆頭に、裏切り者が現れて……。

メンバーの井俣が「少年社中史上、一番殺陣アクションが多い舞台となりました」とコメントする通り、全編が激しいアクションと殺陣で彩られる。劇中で繰り返される「マクベス」のセリフ「きれいは汚い。汚いはきれい」が象徴するように、22人のキャラクターがそれぞれの“悪”を貫き刃を交えるさまは、正義と悪が表裏一体であることを観客に印象付けた。幕開けを飾る、神谷浩史によるナレーションにも注目だ。

開幕に際し、毛利は「この作品は劇団の20年、今の自分、そして、出演者の思いが共鳴し合って、どこまでも高見に登っていける気がしております」と手応えを見せる。出演者の鈴木は「魂を燃やして尽くして最後の最後まで昇り続けたいと思います」とコメント。宮崎は「終わらないでほしい。ずっとやっていたい。そのくらいやり甲斐のある役。そのくらい大好きなカンパニーです」と思いを語った。

上演時間は休憩なしの約2時間。公演は1月15日まで東京・サンシャイン劇場、20・21日に大阪・サンケイホールブリーゼ、27日に愛知・岡崎市民会館 あおいホールにて行われ、一部ステージでは、作中に登場する極悪人たち神谷の特別ナレーションによるスペシャルカーテンコールショーが実施される。

毛利亘宏コメント

ついにこの日が来た!という興奮に胸が高鳴っております。
こんなにも自分自身が劇場で見たい!はやく見たい!と思う作品は記憶にないほどです。確かな手応えを感じながらキャスト・スタッフ一同、丁寧に作り上げてきました。この作品は劇団の20年、今の自分、そして、出演者の思いが共鳴しあって、どこまでも高見に登っていける気がしております。ぜひとも劇場で、生の圧力を感じて頂ければと思っております。

鈴木勝吾コメント

特別に想い入れのある作品が故に正直、何が完成で何が正解なのか今まで以上にわからない日々でした。しかし、初日から始まり全公演皆様の目に届くものが正解です。とにかく観てもらえると。それが何より嬉しい。魂を燃やして尽くして最後の最後まで昇り続けたいと思います。

宮崎秋人コメント

やっと始まるなという高揚感と、始まってしまうなという寂しさが混在しています。
不安な要素が無いんです。絶対に満足していただける作品になるなとずっと思って稽古してきたので本当に、本当に、心待ちにしていました!!
でも、初日を迎えるとあっという間に終わってしまう感覚があるので既に少しさびしくなっています。終わらないで欲しい。ずっとやっていたい。そのくらいやり甲斐のある役。そのくらい大好きなカンパニーです。

井俣太良コメント

まず、劇団の20周年の第一弾としてこの作品をお届けできる事、そしてサンシャイン劇場という僕達のあこがれの大舞台で再び上演できることに大きな喜びを感じています。少年社中として「悪」というテーマに、これほどこだわって作品作りをしたのはこれがはじめての事です。そして、なぜ20年という節目に敢えて「悪」というテーマを僕達が選択したのか? その答えもこの作品には詰まっています。これまでの歩んできた20年と、これからの少年社中の進むべき道筋への決意表明のような、そんなパッショナブルな作品になったことは間違いないです。是非たくさんの方々に観ていただきたいです。

「ピカレスク◆セブン」は少年社中史上、一番殺陣アクションが多い舞台となりました。なので、是非そこは観ていただきたいです。極悪人同士がそれぞれの正義の刃を振りかざし、県を交えるのは、観てくださるお客さまの胸にきっと響くはずです。

大高洋夫コメント

大晦日元旦とお休みを頂いたので一泊三日の弾丸ツアーでハワイマウイ島の初日の出を見てくる予定をキャンセルして近所の神社に舞台成功を祈願すべく普段なら10円で済ます賽銭を100円に奮発したのでうまくいくことだろう。

都内某所の稽古場へ通う毎日。一日の終わりスタジオを出て見上げれば目の前に今にも倒れてきそうなライトアップ巨大東京スカイツリー634m。圧倒圧迫圧殺気分、自分のちっぽけさ、うまくいかなさ加減を猛省。でもさ、アンタのおかげで頑張れたよ!

ぜひ劇場でお楽しみください。

「少年社中20周年記念第一弾 少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク◆セブン』」

2018年1月6日(土)~15日(月)
東京都 サンシャイン劇場

2018年1月20日(土)・21日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

2018年1月27日(土)
愛知県 岡崎市民会館 あおいホール

脚本・演出:毛利亘宏

キャスト

マクベス:鈴木勝吾
トクガワイエミツ:宮崎秋人

織田ノブナガ:細貝圭
ピーターパン:椎名鯛造
フック船長:唐橋充
ジャック・ザ・リッパー:佃井皆美
ファントム:堀池直毅
リチャードIII世:山川ありそ

魔女1:井俣太良
魔女2:相馬圭祐
魔女3:大竹えり

トクガワヒデタダ:廿浦裕介
春日局:杉山未央

ハンゾウ:竹内尚文
豊臣ヒデヨシ:松本寛也
巴御前:内山智絵
ぬらりひょん:川本裕之
そうりだいじん:岩田有民

ピピ:加藤良子
悪の秘密結社の大首領:丸山敦史
黒い全身タイツの男:長谷川太郎

トクガワイエヤス:大高洋夫

ナレーション:神谷浩史

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