ボーイズクラブの“娼夫”となった無気力な大学生のリョウこと森中領と、クラブのオーナー・御堂静香が惹かれ合っていくさまを描いた「娼年」。昨年2016年に上演された舞台版では、脚本・演出を三浦、主人公・森中領役を松坂が務めた。
映画化にあたって監督の三浦は「映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、『性描写』に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます」と手応えを語り、主演の松坂は「千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画『娼年』にはあると思いました」と胸中を明かした。
すでに撮影は終了しており、公開は2018年春を予定。本作はR18+指定となっている。なお石田による「娼年」シリーズ新作小説「爽年(そうねん)」が、本日17日発売の小説すばる11月号より連載スタートとなる。
三浦大輔コメント
厳しい条件の中、全キャスト、スタッフが満身創痍で作り上げました。娼夫になる主人公の「領」は舞台に引き続き、松坂桃李君です。舞台からさらに進化した、また新たな「領」を演じてくれ、やはり、この役は彼でしか成立し得ないと確信しました。映像化は色んな意味で舞台化よりさらに困難な作業になりましたが、原作の石田衣良さんの小説の意思を受け継ぎ、「性描写」に関しては一切妥協せず、でも、よりポップに描き切ったつもりでいます。結果、あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。「娼年」は女性の欲望を全肯定する物語です。公開をどうぞご期待ください!
松坂桃李コメント
昨年、「娼年」という舞台に出演したことは自分の中で大きな出来事の一つでした。
この作品の千秋楽の日、二度とできない、そう思えるほど、無の状態になりました。
だから映画化の話を聞いた時には、不安しかありませんでした。
でも、舞台で表現できなかったこと、映像だからこそ残せるものが、映画「娼年」にはあると思いました。
撮影前に三浦監督に言われた言葉です。
“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した「娼年」が完成する”と。
撮影を終えた今、僕自身もそう感じています。
舞台同様、無になりましたが。
何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です。
関連記事
三浦大輔のほかの記事
関連商品
リンク
- 映画「娼年」
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ホリプロステージ【舞台制作&チケット販売】 @horipro_stage
昨年8月に上演された『 #娼年 』が来年春に映画化されます🎬 そして‼️主演の #松坂桃李 さんは本日お誕生日です🎂🎉🎊おめでとうございます❗️
#ホリプロオンライン
三浦大輔×松坂桃李が再タッグ、石田衣良「娼年」が映画化 https://t.co/xYaIyBnSJi