10月に上演される、
お披露目されたのは、キャストが舞台セットの中で稽古している映像を織り交ぜながら、
さらに菅原は「人種関係なく、若者の繊細さというのは一緒なんだな」と本作の印象を語り、マキノは「人と人がつながる大切さや可能性を、ちょっとでも光が射す形で描けたら」と期待を込めた。
2014年にピュリツァー賞の戯曲部門を受賞した「フリック」は、アメリカの劇作家、アニー・ベイカーによるコメディタッチの会話劇。マサチューセッツ州の寂れた映画館を舞台に、そこで働く若者たちの不器用な人間関係や焦燥感を、軽快かつ細やかに描き出す。公演は10月13日から30日まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。なおPVに収録されなかったコメントは以下の通り。
マキノノゾミコメント
演出していて極めて楽しいです。誰もが身に覚えのある若者の通過儀礼の物語。
どんな年代の人が観ても、ある“愛おしさ”を感じると思う。アメリカ、イギリスでも上演されていますが、日本版を世界で最も面白いバージョンにしたい!
木村了コメント
登場人物それぞれのバックボーンが、心の内側でぶつかりあう物語。
今まさにバイトをしている人、葛藤を抱えながら仕事をしている人にぜひ観てほしい。
ものすごい共感を得られる作品だと思います。
ソニンコメント
とてもこだわって翻訳された台本。その空気感をいかに表現するかが、難しくもあり楽しいところでもあります。
「あっ、わかる!」と思える不器用な登場人物たち。演劇的な大仰さがないから、映画好きな人にも入り込みやすいと思います!
菅原永二コメント
コミュニケーションのずれ、微妙な間。言いたいことを言えない繊細な若者たちの葛藤に、
胸がキュンとします。膨大な台詞量に追われていますが……(笑)
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- フリック | 新国立劇場 演劇
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若者の会話劇「フリック」PV公開、木村了「人種差別を芯に置いて演じる」 https://t.co/ffcOmBICSa https://t.co/MSKHHLOzQo