オフブロードウェイミュージカル「bare」が、本日6月30日に東京・シアターサンモールで開幕。公演に先がけ、囲み取材とゲネプロが行われた。
本作は同性愛、宗教、ドラッグなどを通して少年少女の葛藤を描いた物語。2000年にアメリカ・ロサンゼルスで初演、2014年には日本初演が行われた。再演となる今回には
ゲネプロでメインキャストを演じたのは鯨井、田村、増田の3名。生バンドによる演奏をバックに、生徒役のキャストたちによる荘厳な聖歌で舞台の幕が上がる。ジェイソンと恋仲になったことを周囲に公表したいピーターと、2人の関係が認められないことを恐れ、慎重になるジェイソン。葛藤する2人のもとにジェイソンに好意を寄せるアイヴィが登場し、物語は急展開を迎える……。また脇を固めるキャスト陣がアメリカのハイスクールの暮らしぶりをアップテンポな歌とダンスで表現しながら、ドラッグに手を染めてしまう高校生の光と影を絶妙なコントラストで描き出す。
囲み取材には鯨井、田村、増田、
増田は自らの役柄について「アイヴィは見た目が派手なので勘違いされやすいけれど、本当はまっすぐで素直な女の子」と分析。今回自身初のキスシーンに挑戦する増田に、鯨井が「(キスシーンの相手は)僕です!」と挙手し、笑いを誘う。記者から相手役を務めた心境を問われ、鯨井は「光栄です!」と誇らしげに語る。また彼らが通う学校の校長役を務める川崎は舞台の初日を入学式に例え、「卒業式(千秋楽)までがんばります!」と意気込んだ。
囲み取材の最後には、鯨井が「緊張はしていますが(笑)、自分の今の心境を素直に受け止めて、高校生の不安定な心情を表現するのにうまく作用すればいいなと思っています。メッセージ性の強い作品なので、キャスト1人ひとりが考え抜いてお客さんに魅力を伝えられるようにがんばります。一緒に素敵な時間を共有しましょう」と観客にメッセージを送った。公演は7月10日まで。
オフブロードウェイミュージカル「bare」
2016年6月30日(木)~7月10日(日)
東京都 シアターサンモール
演出:原田優一
振付:中村陽子
翻訳:藤倉梓
音楽監督:宮崎誠(「崎は、たつざきが正式表記)
脚本:ジョン・ハートミア/デーモン・イントラバルトーロ
作曲:デーモン・イントラバルトーロ
作詞:ジョン・ハートミア
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