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中屋敷法仁の「黒子のバスケ」開幕、“ミスディレクション”を人力で再現

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「舞台『黒子のバスケ』 THE ENCOUNTER」より。(撮影:引地信彦 田中亜紀)

「舞台『黒子のバスケ』 THE ENCOUNTER」より。(撮影:引地信彦 田中亜紀)

「舞台『黒子のバスケ』 THE ENCOUNTER」が、東京・池袋のサンシャイン劇場にて開幕した。

2009年に週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載を開始したマンガ「黒子のバスケ」を原作としたこの舞台。脚本・演出は「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の脚本でも注目を浴びた、劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁が手がけ、振付は、劇団☆新感線や演劇集団キャラメルボックスをはじめ、数々のミュージカル作品で活躍している川崎悦子が担当した。また主人公の黒子テツヤ役は、アニメ版の声優も務めている小野賢章が演じる。

そしてもう1人の主人公である火神大我は、舞台「弱虫ペダル」などで活躍する安里勇哉。難関のオーディションを勝ち残り、黒子の相棒となるこの役を射止めた。そのほか「キセキの世代」には、黄瀬涼太役に黒羽麻璃央、緑間真太郎役に畠山遼、青峰大輝役に小沼将太が名を連ねている。

オープニングにはアニメ第1期第1クールの主題歌である「Can Do」を使用。楽曲をバックに誠凛高校、海常高校、秀徳高校、桐皇学園高校の面々が群舞を繰り広げ、最後にはタイトルの垂れ幕が派手に降りる。アニメのオープニングのような華やかな幕開けだ。物語は黒子と火神の誠凛高校バスケ部での運命の出会いに始まり、黄瀬の属する海常高校、緑間の属する秀徳高校、そしてかつての黒子の相棒であった青峰がエースとして活躍する桐皇学園高校という「キセキの世代」が属するライバル校と、誠凛高校との戦いが描かれていく。

舞台にはコートの床を表現した舞台装置と、バスケットゴールを設置。映像は一切用いず、バスケットボールはもちろん、光と音も利用してスピーディーな試合を展開していく。影の薄い黒子のプレイスタイル「ミスディレクション」の演出は、舞台装置の隙間やコート上に存在するメンバーを利用して、見事に人力で表現してみせた。ほかにも黒子の「イグナイトパス」、黄瀬の「コピー能力」、緑間の「超長距離3Pシュート」など、原作に登場するさまざまな技がどのように表現されているかが見どころだ。また緑間と高尾の移動手段である、自転車の後ろにリアカーを繋いだ“チャリアカー”も登場。原作でおなじみのシーンが再現された。

舞台は4月24日まで上演。千秋楽公演は全国の映画館にてライブビューイングも行われる。DVD化も決定しており、8月26日にバンダイビジュアルよりリリース。会場で予約すると、撮り下ろしL判スペシャル生写真4枚セットが特典として付属する。

黒子テツヤ役・小野賢章コメント

稽古期間は1カ月あったはずなのですが、あっという間でした。やることをやってここまでたどり着いたので、あとは楽しむだけです。アニメでずっと黒子テツヤ役を演じてきた上で、舞台版のキャストのみんなに伝えてきたことは、試合中の熱さや、「勝ちたい」という熱意といった、作品の持っている「熱」。それが客席で観ている皆さんに直接届けられるよう、頑張ってきました。舞台の良さを前面に出した作品になっていますので、楽しんでもらえたらなと思います。僕自身、舞台での『黒子のバスケ』がどうなるのか、稽古が始まる前は、想像もついていませんでしたが、今は「新しいものを作れたのではないか」と、強く感じています。ストーリーもテンポよく、2時間半にぎゅっとまとまっていますし、人間が動いて、セリフを言って、バスケをして…という生の舞台にしかない良さがあります。一緒に作品を作ってきたメンバーとのチームワークも、しっかりできています。激しく動くので、怪我だけはしないよう、千秋楽まで突っ走っていきますので、ぜひ楽しんでください!

火神大我役・安里勇哉コメント

いよいよ初日、です。稽古場からやるべきことをやってきて、劇場に入り、セットに入り、照明と音が入り、作品の持つ力と、すべてのスタッフさんの力を借りて、僕たちキャストが飛びたつ時がきました。今はとにかく、めちゃくちゃワクワクしてます! 早くお客さんとエンカウントしたいですし、最後までこのワクワクを保ち続けて、全員で無事に千秋楽を迎えたいです! 見どころは、チームごとの色、そして、すべてのチームと人物に、人間模様と心情があるところです。試合の熱やエネルギーはもちろん届けつつ、見ている方がそこにいるキャラクターに感情移入できるよう、同じ場所で同じ気持ちを分かち合えるような作りになっているので、誰かひとりにでも「お前の気持ち、わかるよ」って感じながら見てもらえたらいいですね。劇場、ライブビューイングに来てくださる方には、もう「楽しんでください!」のひと言です。僕らも一緒に楽しみにしたいと思っています。僕らにとっては、毎日、毎公演が皆さんとのファーストエンカウントです!

黄瀬涼太役・黒羽麻璃央コメント

黄瀬をやらせてもらえることになった日から、この日をどんなに待ち臨んだか!(笑) どんな舞台でも本番を目指して頑張りますが、ここまで幕を開けるのが楽しみな舞台は、なかなかありません。稽古の段階から「早く本番やりたい!」という欲が強かった。それは僕自身が『黒子のバスケ』という作品が好きだからというのもあるんですが、スポーツが題材の作品だけあって、部活で、練習して練習して大会に出るのと、稽古して稽古して本番を迎えるという過程がリンクしているからかもしれません。見どころは、バスケと、試合の演出です。劇場に入って、照明や、美術が入って生身の役者がそこにいる舞台上の光景を見たときに、僕自身が感動しました。今、そこに『黒子のバスケ』の世界があるという臨場感は、想像以上に大きかった。特に海常戦!(笑) 舞台の海常チームはいいキャプテンがいて、すごくいいチームを作ってくれています。ストーリーが進むにつれて、海常というチームに引き寄せられていく黄瀬と、僕の気持ちは同じなので、そこも見どころです。いろんなことに挑戦している舞台ですし、『黒バス』が好きだけど舞台は見たことないという人にも、きっといい刺激を与えます。ですので、劇場やライブビューイングに来てくださる方は、ぜひ海常の応援をよろしくお願いたします!

緑間真太郎役・畠山遼コメント

「ついに(初日が)きたか」と思いながら、僕自身が、誰よりも一番この日を楽しみにしていました!(笑) 原作、アニメが好きな方、演劇、舞台が好きな方、皆さんが楽しめる作品になるよう僕たちはやってきたので、無事に初日が迎えられたことが素直にうれしいです。あとは座長である賢章くんについていくだけです!そして、皆さんの前で、秀徳として僕たち4人を見ていただけることもうれしい。すべての試合、すべてのカラーが違うので、飽きることなく楽しめます。その中で、緑間としての物語を注目して見てもらいたいですし、秀徳チーム内のカラーの違いも見どころです。個性が強いメンバーをキャプテンとして大坪役のSpiくんがまとめてくれています。僕たち25人、作品を、キャラクターを愛してここまで頑張ってきましたので、その作品への愛と、成果を見てもらいたいと思います。来てくれた皆さんに僕たちの想いを伝えます!「人事は尽くした。あとは天命を待つのみなのだよ」。

青峰大輝役・小沼将太コメント

僕がこれから劇場でやるのは「試合」だと思っています。だから、「初日」というよりは「1試合目」。全試合「勝つ」という気持ちで挑むし、僕が演じる青峰大輝という男は、負けることはない。これからの一戦、一戦、この「負けるわけがない」という気持ちで臨んでいきますし、逆に僕に勝てる人を待つ気分です。各校、各試合ごとに色も、演出も違うので、僕自身も見ていて楽しいです。生身の人間が演じることで、原作にはない部分もいろいろあると思いますし、その違いを楽しんでもらえたらうれしいです。青峰のシーンに関しては帝光中時代の青峰と、桐皇学園に入ってからの心情と青峰自身の変化をしっかりと見せたいと思っています。僕自身も帝光時代は演じていて楽しいのに、桐皇学園にいる青峰を演じている時は、楽しもうと思っても、つらくなっていきます。青峰の気持ちを観ている方に伝えたいです。

舞台「黒子のバスケ」 THE ENCOUNTER

2016年4月8日(金)~24日(日)
東京都 サンシャイン劇場

原作:藤巻忠俊 「黒子のバスケ」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:中屋敷法仁

キャスト

誠凛高校
黒子テツヤ役:小野賢章
火神大我役:安里勇哉
日向順平役:牧田哲也
伊月俊役:秋元龍太朗
小金井慎二役:阿部快征
水戸部凛之助役:松本享恭
土田聡史役:鍛治本大樹
相田リコ役:田野アサミ

海常高校
黄瀬涼太役:黒羽麻璃央
笠松幸男役:松村龍之介
森山由孝役:和合真一
早川充洋役:平野宏周

秀徳高校
緑間真太郎役:畠山遼
高尾和成役:山田ジェームス武
大坪泰介役:Spi
宮地清志役:竹ノ内大輔

桐皇学園高校
青峰大輝役:小沼将太
今吉翔一役:林明寛
若松孝輔役:松藤和成
桜井良役:赤楚衛二
桃井さつき役:杉ありさ

(c)藤巻忠俊/集英社・舞台「黒子のバスケ」製作委員会

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