小松台東

由来を教えて!劇団名50 その18 [バックナンバー]

小松台東

「これしかない!」で命名した劇団名

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次々と新たな作り手が頭角を表す演劇界。数ある劇団の中から、ジャケ買いならぬ“劇団名買い”で観劇に行った経験はないだろうか。チラシやニュース、SNSなどで目にする劇団名は、シンプルなものから不思議な音の響きを持つもの、「どういう意味?」と目を引くものまでさまざまだが、それには名づけ主の希望や願い、さらには演劇的活動戦略が込められているはず。このコラムでは多彩な個性を放つ若手劇団たちの、劇団名の由来に迫る。劇団名が持つ秘密と共に、未来の演劇界を担う彼らの活動の軸を紐解いていく。

18番目に登場するのは、俳優で、作・演出家の松本哲也が率いる小松台東。2010年に旗揚げされた同団体は、宮崎県宮崎市出身の松本が創作する、全編宮崎弁で紡がれる芝居が特徴で、郷愁を誘う言葉の響きと共に、人々の営みが丁寧に描かれる。8月には東京のザ・スズナリで、高校の同級生6人の姿をつづる新作「オイ!」に挑む。松本が、“意外とシンプル”な劇団名の由来を明かした。

小松台東(コマツダイヒガシ)

Q. 団体名の由来、団体名に込めた思いを教えてください。

主宰の松本哲也が育った場所。それが小松台東。宮崎弁で芝居をしているので、「これしかない!」と思い命名。

Q. 団体の一番の特徴は?

やはり宮崎弁での芝居ということになりますが、もう1つは、音響家(佐藤こうじ)が劇団員としていること。こういうのは割と珍しいのでは、と思っています。劇団では、音響はもちろんCP(クリエイティブパートナー)としても活躍してもらっています。

Q. 今後の目標や観客に向けたメッセージをお願いします。

今後の目標は“継続”。そして、8月3日から下北沢のザ・スズナリで新作公演が始まります。三十代、四十代、五十代の役者が高校生を演じるのですが、こういう自由度の高さも演劇の魅力だと思っています。ぜひ、劇場へ。

小松台東ロゴ

小松台東ロゴ

プロフィール

2010年に松本哲也の演劇ユニットとして旗揚げ。2013年に劇団名を小松台東に変更。現在は、瓜生和成今村裕次郎、佐藤こうじ、小園茉奈が劇団員として加入している。近年の作品に「左手と右手」「シャンドレ」など。8月3日から13日まで、「オイ!」が上演される。

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