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5万人熱狂!ポルノ、福山、Perfumeらがつま恋競演

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アミューズの設立35周年を記念した野外ライブイベント「Amuse 35th Anniversary BBQ in つま恋~僕らのビートを喰らえコラ!~」が、7月13日と14日の2日間にわたり静岡・つま恋で行われた。

このイベントは、ポルノグラフィティが開催しているバーベキュー大会を拡大し、所属事務所のアニバーサリーをファンとともに祝いたいという思いから企画された。出演アーティストは合計16組45名にのぼり、2日間あわせて5万人が来場。集まった観客は開放的な環境の中でアーティストたちの熱演を堪能した。

■7月13日

初日はスペシャルゲストのBEGINや、この日のみの出演となったNICO Touches the Wallsなど14組が登場した。トップバッターを務めたWEAVERは、躍動的なプレイで観客のテンションを一気に高め、さらにイベントのために用意した「Tsumagoi Special medley」をプレゼント。メドレーの中にポルノグラフィティの「メリッサ」や桑田佳祐の「波乗りジョニー」のイントロを盛り込んだ演奏で会場を沸かせる。またMONOBRIGHTは、「我々新曲を用意してきました!」とPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」のワンフレーズを踊り付きでカバーする粋なパフォーマンスを披露した。

そのあとに続いた高橋優はアコースティックギターをかき鳴らしながら熱唱し、Hemenwayは「いろんな先輩と競演できるのは自分たちにとってうれしいことです」という丁寧なMCとは裏腹にアグレッシブなステージを展開した。そして先日ツアーを終えたばかりのNICO Touches the Wallsは、「THE BUNGY」「夏の大三角形」など野外に似合うナンバーを連発。新曲「ニワカ雨ニモ負ケズ」も披露し、勢いのあるステージで初日の前半戦を締めくくった。

休憩を経て登場したONE OK ROCKは、Taka(Vo)の「つま恋、行くぞ!」という宣言を口火に、圧巻のアンサンブルを空高く響かせる。さらにTakaは「The Beginning」の演奏中に終盤で客席エリアに降りて絶唱し、ファンとのコミュニケーションを存分に楽しんでいた。多和田えみがソウルフルな歌声を届けたあとは、flumpoolが登場。彼らはバーベーキューにちなんで、フランクフルトの被り物をして登場するサプライズで笑いを誘うが、ライブ本編はストイックなステージを披露し、そのギャップで観客を惹き付けていた。

HaKUがダンサブルなロックチューンで観客を踊らせたあとは、ヨーロッパツアーから凱旋したばかりのPerfumeのステージがスタート。初日は「ワンルーム・ディスコ」「レーザービーム」などのヒット曲を次々と投下し、さらに恒例の「P.T.A.のコーナー」ではサザンオールスターズの名曲「勝手にシンドバッド」のワンフレーズ「今何時? そうね だいたいね」を盛り込んだコール&レスポンスで観客の一体感を誘っていた。

Rihwaのチャーミングなパフォーマンスと、甘い歌声で観客を酔わせたMIHIRO~マイロ~のステージの間には、スペシャルゲストのBEGINが約40分にわたってライブを披露。「恋しくて」「島人ぬ宝」といったヒット曲や、陽気な「砂糖てんぷら」「オジー自慢のオリオンビール」などを通して沖縄の魅力を観客に届ける。さらに彼らは、リスペクトを込めて事務所の大先輩であるサザンオールスターズの「いとしのエリー」をカバー。豊かなアンサンブルが、夕暮れのつま恋を包み込んだ。

トリのポルノグラフィティは、観客に熱中症予防を喚起するためナースのコスプレで登場。さらに巨大な注射器から水を客席エリアの放水し、オーディエンスのテンションを落ち着けようとする。しかし「メリッサ」「サウダージ」などヒット曲だらけのセットリストに会場の熱気は上昇するばかり。さらにアンコールで行われた「アゲハ蝶」の大セッションで観客の興奮はピークに。出演アーティストがステージに集まり観客と一緒に合唱を繰り広げ、ステージと客席エリアの垣根を超えて会場全体がひとつになっていた。

■7月14日

初日とほぼ同じラインナップとなった2日目だが、出演者たちはセットリストを変えたり、演出や衣装を変えたりとイベントを全力で楽しもうとする気合いを伺わせる。トップバッターを務めたWEAVERはより堂々としたステージを披露し、高橋はギターを抱えたまま花道に飛び出し、「段取りと違うことをしてしまい失礼しました。でも最高の時間をありがとうございました」とテンションの高さを伺わせる。

そして、パーティモード全開のステージでフィールドを熱狂させたのはFLOWの5人。KEIGO(Vo)は「僕らのことを初めて観る人が多いと思いますが、僕らはアミューズ一番のパーティバンドです! なんてったってお祭りが好き! なんてったってライブが好き! 今日は皆さんと楽しむためにやってきました!」と「贈る言葉」「DAYS」といったヒット曲をはじめ、新曲「常夏エンドレス」、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」などで灼熱のフィールドをさらに熱くした。

ONE OK ROCKによる圧巻のステージと、Hemenwayによるフレッシュなパフォーマンスを経て、flumpoolのライブがスタート。初日は全員がフランクフルトの被り物をしていたが、この日は阪井のみがフランクフルトに扮し観客の笑いを誘う。その格好とは裏腹にライブは、初日よりも熱くストイックな内容に。4人のスケール感のあるパフォーマンスに大きな拍手が送られた。

桃野陽介(Vo, G)が客席乱入の末にステージに戻ってこないという珍事を起こしたMONOBRIGHTのあとは、Perfumeの出番だ。初日は青い衣装だった彼女たちだったが、2日目はピンクの衣装で華やかな雰囲気に。セットリストも「Baby cruising Love」「チョコレイト・ディスコ」といった懐かしいナンバーを織り交ぜた内容に変え、オーディエンスを存分に楽しませていた。

この日が2013年初ライブとなったスペシャルゲストの福山雅治のステージには、ドラマ「ガリレオ」の共演者である渡辺いっけいと吉高由里子が応援に駆けつけるサプライズも。スクリーンには福山演じる「ガリレオ」の主人公・湯川学も現れ寸劇混じりの「ガリレオ劇場 -つま恋る-」が展開された。その後、渡辺の紹介で登場した福山は、「vs.2013 ~知覚と快楽の螺旋~」からライブをスタートさせ、「恋の魔力」のセルフカバーを初披露したり、火炎が飛び交う中で「化身」を披露したりと盛りだくさんのステージを繰り広げた。そしてMCでは「この半年間ずっとお芝居のお仕事をしてきたんですが、この日が来るのを楽しみにしてました。このステージに立ってみて、とても音楽を欲していたんだ、求めていたんだということを感じてます」「次もこんな機会があったら呼んでいただけたらと思ってます。気が向いたらでいいんで(笑)」とミュージシャンとしての一面を伺わせた。

MIHIRO~マイロ~の熱いパフォーマンスを経て、ついに「BBQ in つま恋」の大トリであるポルノグラフィティのライブへ。新藤晴一(G)と岡野昭仁(Vo)はキンタロー。のコスプレで観客を楽しませる演出を交えながら、「メリッサ」「愛が呼ぶほうへ」「ハネウマライダー」「ミュージック・アワー」などヒット曲を連発するサービス精神全開のステージを披露。アンコールで晴一は「こうしてやらせてもらって、素晴らしい仲間がいる、素晴らしい大先輩がいるって気付かせてもらったから。こんな楽しかったら、またやりたくなるよね? まだ明確なことはいえないけど、みんながまた来てくれるようなフェスをまたやりたいなと思います!」と「第2回 BBQ in つま恋」の開催に意欲を伺わせた。

そして2人は所属事務所へに感謝を込めて、アンコールで1999年にリリースされたデビュー曲「アポロ」と、共演者たちとの合唱を交えながら「アゲハ蝶」を披露。演奏が終わると、福山は「2人がしっかり幹事を務め上げてくれました。ホントにお疲れさまでした」と後輩をねぎらう。最後にステージに残った昭仁は「まったねー!」と叫び、再会を約束して「BBQ in つま恋」に幕を下ろした。

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