5thアルバム「Shout to the Walls!」のリリース日に行われた貴重な公演には、抽選で選ばれた1000名のファンが参加。さらにWEB動画チャンネル「JAMBORiii STATION」、Ustream、ニコニコ生放送、YouTube Liveでも同時生中継が行われ、多くのファンがイベントの様子を見守った。
イベント開始と同時にステージ上では、WEB動画チャンネル「JAMBORiii STATION」で配信されているNICOのレギュラー番組「ニコじゃん!」の公開生中継がスタート。「Shout to the Walls!」にまつわるインタビューでは観客は4人の言葉にじっくり聞き入り、アルバムタイトルにちなんで行われた「大声対決」ではメンバーを対決の行方を見守る。ちなみにこの「大声対決」の模様は雑誌「WHAT's IN?」5月号に掲載されるので、結果が気になる人は誌面のチェックをお忘れなく。
メンバーのトークとユニークな対決で存分にフロアが温まったところで、この日のメインであるライブへ。「最高の夜にしようぜ!」という光村龍哉(Vo, G)のシャウトから1曲目の「夢1号」に流れ、浮遊感のあるサウンドと4人の豊かなハーモニーが会場を満たしていく。さらに対馬祥太郎(Dr)の躍動的なドラムや解放感のあるメロディが魅力の「夏の大三角形」、観客とのコール&レスポンスが繰り広げられる「バイシクル」と続いた。
ライブが約5カ月ぶりであることから「いつも以上にどきどきしてます」と光村は語ったが、そのブランクを感じさせないパフォーマンスに大きな拍手が起こる。さらに「最強のNICO Touches the Wallsが詰まったアルバムです」と「Shout to the Walls!」への自信を伺わせ、「そこから1曲……」と「ランナー」へ流れた。この曲は、光村の弾き語りで始まるオープニングから、徐々に音が加わっていく壮大なミディアムチューン。バンドのスケール感を存分に観客にアピールしたあとには、坂倉心悟(B)と古村大介(G)が緊迫したセッションを繰り広げる「チェインリアクション」、古村がフロアに飛び込まんばかりの勢いで激しいプレイを見せた「THE BUNGY」がフロアのボルテージを引き上げた。
「Mr. ECHO」を披露する前に、光村は「今年に入ってからレコーディングの毎日でしたが、みんなに会えてうれしいです」とライブを楽しんでいることを明かす。続けて「2013年のNICO Touches the Wallsのテーマソングになると確信した大好きな曲です。みんなと一緒に大事にこの曲を育てていけたらと」と述べ、アコースティックギターを爪弾きながら力強く歌い始めた。彼の声に古村、坂倉、対馬もそれぞれの楽器とコーラスを重ね、壮大でセンチメンタルなサウンドを奏でていく。ラストではまぶしい光が4人を包み、深い余韻を残して本編が終了した。
熱烈なアンコール応え再びステージに現れたメンバーは、この季節に似合う「April」と、清涼感たっぷりの「Broken Youth」を間髪入れずにプレイ。約1時間のライブを完走すると「続きは来月から始まるツアーで! またツアーで会おう」とオーディエンスに大きな声で約束する。そして破顔しながら観客と視聴者に感謝を伝え、5カ月ぶりのライブをフィナーレに導いた。
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音楽ナタリー @natalie_mu
NICO、5カ月ぶりライブ大盛況「みんなに会えてうれしい」 http://t.co/zQ8Fi0qnvV