4バンド激突「列伝ツアー」ファイナルで“卒業式”敢行

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3月9日、東京・赤坂BLITZにてライブツアー「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2013」の最終公演が行われた。

3月9日に東京・赤坂BLITZで行われた「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2013」最終公演の模様。(Photo by 古溪一道)

3月9日に東京・赤坂BLITZで行われた「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2013」最終公演の模様。(Photo by 古溪一道)

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indigo la End(Photo by 古溪一道)

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tricot(Photo by 古溪一道)

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WHITE ASH(Photo by 古溪一道)

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グッドモーニングアメリカ(Photo by 古溪一道)

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毎回注目の新鋭バンドが出演し話題を呼んでいる「列伝ツアー」。今回はグッドモーニングアメリカWHITE ASHtricotindigo la Endの4組が 全国8カ所で熱い競演を繰り広げた。

開場時間中には、オープニングアクトとして千葉県柏市の4人組・Happy!Mariが演奏。鋭利なギターと浮遊感のあるシンセサイザーを融合させた一癖あるサウンドで、本編を待つ観客を温めた。

列伝ツアーの歴史をたどる映像が上映されたあと、本編のトップバッターとして登場したのはindigo la End。まずは「大停電の夜に」で独特の空間を作り出すと、「緑の少女」「抱きしめて」と起伏あるセットリストで観客を魅了していく。ラストの「素晴らしい世界」では終盤に川谷絵音(Vo, G)がオフマイクで歌唱する間、ほかのメンバー3人が舞台袖へ退場。ステージに1人残った川谷がアカペラで曲を歌い切ると、フロアからは大きな拍手が贈られた。

2番手のtricotは、ステージ上を縦横無尽に動き回りながら気迫のこもったライブを展開。変拍子を多用した奇抜な楽曲を爆音で連投し、オーディエンスを興奮の渦に巻き込んだ。中嶋イッキュウ(Vo, G)が「かかってこいやー!」と煽った新曲「99.974℃」ではクラウドサーファーが続出し、場内はいっそう狂騒状態に。彼女たちはフロアへ侵入したキダモティフォ(G, Cho)が観客に足を支えられながらギターをかき鳴らした「MATSURI」まで、全6曲のキラーチューンで圧倒的な存在感を見せつけた。

続くWHITE ASHは1曲目「Jails」で観客のテンションを一気に引き上げると、「Kiddie」「Paranoia」といったアッパーなナンバーを次々と畳み掛けて観客を熱狂へと導く。のび太(Vo, G)はフロアに飛び込んだり、「これからのロックシーンの主役は僕たちWHITE ASHだ!」という強い言葉を発したりと気合に満ち満ちている様子。4人はフロアを挑発するような勢いあるパフォーマンスで、満員のオーディエンスを踊らせた。

トリを飾ったのはグッドモーニングアメリカ。2階客席からのたなしん(B)の前説を経て「ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ」からライブが始まると、場内はすさまじい盛り上がりを見せる。「空ばかり見ていた」ではこの日一番多くのクラウドサーファーが飛び交い、「輝く方へ」では観客が楽しそうにジャンプを繰り返した。そして最後には金廣真悟(Vo, G)の振り絞るような歌声が胸を打つ「餞の詩」が届けられ、本編はしっとりと幕を閉じた。アンコール曲はコミカルなダンスを踊る女性ダンサーも華を添えた「キャッチアンドリリース」。4つ打ちの軽妙なロックナンバーで観客のボルテージは最高潮に達した。

ダブルアンコールでは、本ツアーの出演者が揃って再登場し「列伝ツアー」の“卒業式”という名目でツアーの思い出話を卒業式風に語る。そしてツアー中に作ったという楽曲「列伝2013 get going~前進あるのみ~」を川谷、イッキュウ、のび太、金廣といった各バンドのフロントマンがボーカルを取るかたちで披露した。会場が感動的な空気に包まれる中、「列伝ツアー」は無事大団円を迎えた。

なおこのライブの模様は、4月30日(火)23:00よりスペースシャワーTVにてオンエア。熱気に満ちた当日の様子が90分にわたって届けられる。

さらに5月28日には「スペースシャワー列伝 ~第九十三巻 深更の宴~」、6月26日には「スペースシャワー列伝 ~第九十四巻 早暁の宴~」が東京・Shibuya O-nestにて開催。5月はきのこ帝国とハルカトミユキ、6月はHaKU、パスピエ、The Flickersといった面々が登場する。

「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2013」2013年3月9日セットリスト

Happy!Mari
01. 夏、神のアクビ
02. びゅー
03. Berlin / 1989
04. ジャイアントソング
05. 列車に揺られて Indigo la End
01. 大停電の夜に
02. 緑の少女
03. 抱きしめて
04. sweet spider
05. 素晴らしい世界

tricot
01. G. N. S
02. 夢見がちな少女、舞い上がる、空へ
03. おもてなし
04. 99.974℃
05. 爆裂パニエさん
06. MATSURI

WHITE ASH
01. Jails
02. Kiddie
03. Deadmans On The Dancefloor
04. Paranoia
05. Scar(t)
06. Stranger

グッドモーニングアメリカ
01. ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ
02. 空ばかり見ていた
03. 言葉にならない
04. だけど不安です
05. 輝く方へ
06. 餞の詩
<アンコール>
07. キャッチアンドリリース <ダブルアンコール>
列伝2013 get going~前進あるのみ~

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