地球三兄弟、東京公演で新作収録曲&驚愕カバー曲続々披露

1

337

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 135 117
  • 75 シェア

地球三兄弟の全国ツアー「地球三兄弟ツアー2013『ここほれ三兄弟』」東京公演が2月16、17日の2日間にわたり東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催された。

2月16日のライブの模様。

2月16日のライブの模様。

大きなサイズで見る(全5件)

THE EARTH(桜井秀俊 / 真心ブラザーズ)

THE EARTH(桜井秀俊 / 真心ブラザーズ)

大きなサイズで見る(全5件)

Oしゃん(奥田民生)

Oしゃん(奥田民生)

大きなサイズで見る(全5件)

スパ de SKY(YO-KING / 真心ブラザーズ)

スパ de SKY(YO-KING / 真心ブラザーズ)

大きなサイズで見る(全5件)

このツアーは1月23日の神奈川・横浜BLITZ公演からスタートした、彼らにとって初の全国ツアー。東京公演初日となった16日のオープニングではVILLAGE PEOPLEの「Y.M.C.A.」に乗せてOしゃん(奥田民生)とスパ de SKY(YO-KING / 真心ブラザーズ)が登場し大きな拍手を浴びる。最後にリーダー・THE EARTH(桜井秀俊 / 真心ブラザーズ)が振り付けを披露しながら堂々と現れ、超満員の観客から大歓声を浴びた。

1曲目はアルバムでも最初を飾ったナンバー「すっごい汗」。Oしゃんがドラムを叩き、3人が交代でボーカルを取りながら会場中を彼らならではの不思議な空気へと導く。続いてはいきなりジミ・ヘンドリックスの「Purple Haze」のカバーを披露。間奏ではTHE EARTHがお立ち台に横たえたギターをドリル奏法でプレイし、有名なあのシーンを連想させる炎と煙が立ち昇り、会場からは笑い声と拍手が起こる。曲が終わるとTHE EARTHは遠い目をしながら「このツアーは最初から、方向を気にせずにとにかく振り切るという方針でやっています!」と断言していた。

ここからはサポートメンバーの奥野真哉(Key / ソウル・フラワー・ユニオン)、伊藤大地(Dr / SAKEROCK)が加わり、それぞれの曲にさらなる深みと広がりを与える。3人のコーラスワークが響いた「目」、熟練のサウンドで会場を圧倒したTHE BEATLESのカバー「She Loves You」、THE EARTHが浮遊感のあるバイオリン演奏を披露した「渚のボーナス」と、幅広いナンバーを続々とプレイ。しかし「She Loves You」では、ギターをカッティングしていたTHE EARTHの左手がシールドの輪に入り込み、演奏中にシールドを抜いてしまうというアクシデントが。「プロのステージで起きることじゃない」(Oしゃん)という出来事にTHE EARTHは苦笑い。THE EARTHが衣装チェンジのためにステージから去ると、スパ de SKYは「きっと今、ステージ裏で40年連れ添ったテディベアに愚痴ってるよ(笑)」とさらに追い打ちをかけた。

続く「ナイスショット!」では歌詞の内容に合わせ、ゴルフウェアに身を包んだTHE EARTHがパターを手に登場して歌う。さらにその服装のまま、1人きりのアコースティックギターの弾き語りで「EARTH'S UP」を披露。不思議すぎる光景に、Oしゃんは「THE EARTH、今日面白いねー」、スパ de SKYは「急に『弾き語りやりたい』っていうから、この格好で?って止めたんだけど……(笑)」と笑っていた。

その後は「新人なので持ち曲は少ないのですが、キャリアはそこそこあります」という3人が「お互いの曲をお互いがカバーする」コーナーへ。スパ de SKYが奥田民生の「MOTHER」を熱唱するとOしゃんは「なんだこれ、すごいいい曲だな! 俺がすごいがんばってた頃の曲だ!(笑)」と自画自賛し、オーディエンスを笑わせた。そしてOしゃんが真心ブラザーズの「サマーヌード」を歌い上げ、いよいよTHE EARTHの出番へ。ここで彼はステージ中央からジャンプスーツ姿で登場し、メンバーの持ち曲でもなんでもない西城秀樹の「傷だらけのローラ」を熱唱。全身を使っての熱いパフォーマンスに、フロアはこの日一番の盛り上がりとなった。

衝撃的な展開から一転、終盤では3人の本領発揮とも言える熱いロックチューンを連発し、おふざけモードを払拭する。本編ラストを飾ったのはオープニングと同じ「すっごい汗」。3人の一体感をぐっと高めた2度目の演奏に、オーディエンスは体を揺らしながら聴き入っていた。

アンコールでは全員がツアーグッズのTシャツ姿で登場するが、THE EARTHはなんと大きなテディベアを抱えて現れ、フロアを大爆笑に導く。本編でのスパ de SKYの発言を受けて急遽スタッフが用意したテディベアを大事そうに抱きかかえ、THE EARTHは「こんな素晴らしいスタッフと仕事できるとは!(笑)」とご満悦の様子だった。

タイトルどおりの渋いブルース「Three Earth Brothers Blues」の後、先程の「お互いの曲をお互いがカバーする」コーナーの続きとしてTHE EARTHが奥田民生の曲を歌うことに。しかしこのくだりで「ガッツだぜ!!」「BE MY BABY」「狙いうち」など、またしても奥田以外の楽曲のカバーをワンフレーズずつ披露する流れになってしまう。このツアー恒例となったやり取りに、THE EARTHは「このくだりで体力がやられるの(笑)」とぼやく。しかし直後に披露した「イージュー★ライダー」では、圧巻のボーカルで会場を沸かせる。2番ではOしゃんもボーカルを取り、オーディエンスを喜ばせていた。

ダブルアンコールではアットホームな雰囲気を漂わせる「アースの休日」を演奏。スパ de SKYはドラムを叩き、THE EARTHはバイオリンとボーカルを交互に担当する。柔らかな音色に伊藤大地の吹く口笛が加わり、怒涛のステージを和やかな空気の中で締めくくった。

このツアーは2月28日に東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで行われるアコースティック公演でファイナルを迎える。また、5月29日には2月17日のライブの模様を収めたBlu-rayとDVDもリリースされる。

地球三兄弟ツアー2013「ここほれ三兄弟」2013年2月16日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. すっごい汗
02. Purple Haze
03. うかんでくる
04. 呼びにきたよ
05. 目
06. She Loves You
07. 渚のボーナス
08. 地球の親玉
09. ナイスショット!
10. EARTH'S UP
11. My Back Pages
12. MOTHER
13. サマーヌード
14. 傷だらけのローラ
15. アースより愛を込めて
16. 絵
17. たかまり
18. すっごい汗
<アンコール>
19. Three Earth Brothers Blues
20. イージュー★ライダー
<ダブルアンコール>
21. アースの休日

この記事の画像(全5件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

地球三兄弟、東京公演で新作収録曲&驚愕カバー曲続々披露 http://t.co/rSgfl8deao

コメントを読む(1件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 真心ブラザーズ / 奥田民生 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。