音楽ナタリー - 最新音楽ニュース

LUNA SEA武道館6DAYS完遂、最終日に新作制作開始宣言

842

LUNA SEAのワンマンライブ「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」が1月11~13、18~20日に東京・日本武道館で行われた。ナタリーではこのうち18~20日の3公演のライブレポートをお届けする。

■2013年1月18日(金)

武道館6DAYS公演の後半戦初日となる18日の公演は、通常のライブで終盤に演奏されることが多い「TONIGHT」からスタート。真矢(Dr)の雄叫びとハイハットによるカウントに続いてINORAN(G)がおなじみのギターフレーズを弾き始めると、会場中に怒号のような歓声が鳴り響いた。RYUICHI(Vo)は冒頭から伸びやかな歌声で観客を魅了。SUGIZO(G, Violin)やJ(B)は1曲目にもかかわらず、早くもステージ両サイドの花道まで走って1階席、2階席の観客を煽った。

最初のMCではRYUICHIが「日本武道館! 今夜は先週(のライブ)を超えるべく新しいLUNA SEAを作り上げていきたいと思います。もう明日、明後日のこと、考えてないから!」と宣言。その後もLUNA SEAは終幕直前のアルバム2作(「SHINE」「LUNACY」)からの楽曲を軸に、「END OF SORROW」などのヒット曲や最新ナンバー「Rouge」を取り入れたセットリストを展開していった。

ライブ後半戦は、RYUICHIの「これからも俺たちの人生を賭けて、そして魂を賭けて音楽を続けていきたい」という言葉に続いて「The End of the Dream」から勢いよく開始。さらにJのベースソロに続く「STORM」でバンドはテンションを一気に高めていく。真矢のドラムソロ、そして「DESIRE」「ROSIER」と攻撃的なセットリストで客席をヒートアップさせた後は、ライブの定番曲「WISH」でライブ本編を締めくくった。

この日のアンコールでは、20分を超える大作「THE ONE -crash to create-」をプレイした。最初は楽器隊の4人でインストパートを演奏し、途中からRYUICHIが加わると会場の空気が一変。次々と曲調が変化していくこの楽曲を前に、観客はその場に立ち尽くしバンドの歌と演奏にじっくりと耳を傾けている様子だった。そしてLUNA SEAがこの大作を完奏すると、一瞬の静寂のあとに会場中に惜しみない拍手が鳴り響いた。最後にRYUICHIが「東京、愛してるよ。バイバイ!」と言ってステージを降りたところで、約2時間にわたるライブは幕を閉じた。

■2013年1月19日(土)

ステージ後方の1階席、2階席まで解放されたこの日のライブは、アルバム「MOTHER」収録曲の「IN FUTURE」から勢いよく開始。そのままインディーズ時代の名曲「PRECIOUS...」になだれ込み、ライブ冒頭から早くもクライマックスさながらの盛り上がりとなった。RYUICHIの「今夜はここで新しい夢を見つけていきましょう」という挨拶に続いて、LUNA SEAの5人は「JESUS」「SLAVE」「TRUE BLUE」といったアッパーチューンを次々に繰り出していく。

「BEGINNING ERA」と銘打たれたこの日のセットリストは、初期のアルバム「LUNA SEA」「IMAGE」「EDEN」からの楽曲が中心。ライブ中盤では「SANDY TIME」「Providence」「MOON」というムーディなナンバーが次々と披露され、独特の世界観を演出していった。またMCではRYUICHIが「ヒットチャートの中にこんなタイプのバンドが1つはいなきゃダメでしょ? どうだい?」と観客に語りかけると、客席からは大歓声が沸き起こる。続けてRYUICHIが「……そりゃみんな(ファンだから)拍手するよな(笑)」と言って、観客の笑いを誘う一幕もあった。

「The End of the Dream」から始まったライブ後半では、真矢のドラムソロをフィーチャーした「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」や、「TIME IS DEAD」などインディーズ時代の楽曲も披露。そして「ROSIER」「TONIGHT」で最高の盛り上がりを見せ、ライブ本編は終了した。

アンコールに応えてステージに再登場した5人は、名バラード「I for you」のほか、観客がリズムに合わせて手を左右に振る「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」などポップな楽曲を次々にパフォーマンス。最後はRYUICHIが「明日を生きるために、今日はぶっ壊れちまおうぜ!」と雄叫びを放ち、「BELIEVE」「WISH」で客席の盛り上がりが最高潮に達したところでライブを終えた。

■2013年1月20日(日)

武道館6DAYSの最終日となったこの日。会場には約1万3000人もの観客が集まったほかWOWOWでの生中継も行われ、多数のファンが全国ツアーの最終公演を見届けた。この日のライブはオープニングナンバーに選ばれることが多い「LOVELESS」から開幕。SUGIZOとINORANによる幻想的なギターアンサンブルに、Jと真矢のヘビーなリズムワーク、そして3日連続公演にもかかわらず疲れを全く感じさせないRYUICHIの歌声が見事に融合し、唯一無二の世界観が提示された。

最初のMCでRYUICHIは「LUNA SEAの武道館も今日が最後となりました。6DAYSを通じてお前らからもらったいろんな思いが膨れ上がって、新しいLUNA SEAが生まれようとしてる」とファンに宣言。そして「G.」「END OF SORROW」といったアルバム「STYLE」収録曲を、いつも以上にアグレッシブに披露した。またライブ中盤には「gravity」「Providence」「Ray」などミディアム / スローナンバーが立て続けに演奏された。

「The End of the Dream」に続くベースソロのコーナーでは、Jが「ブドーカン! まだまだ行けるか? 飛ばしていくぜ!」とシャウト。その後も「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」「TIME IS DEAD」「ROSIER」「TONIGHT」とアッパーチューンを連発して、ライブ本編を終えた。

その後、観客は手拍子と声援でメンバーの再登場を待ったが、その声は途中から「LOVE SONG」最後のコーラスパートの合唱へと変わって行った。ファンが用意したこのサプライズを前に、LUNA SEAの5人はうれしそうな表情を見せながらステージに戻ってくる。白いコートを着て最後に登場したRYUICHIは、「ここに集まったメンバーたちに向けて、心を込めて歌います」と言って「I for you」を熱唱。いつも以上にエモーショナルな歌と演奏を聴かせた彼らは、続けて「今日はインディーズ時代から俺たちを導いてくれた事務所の社長の誕生日なんです。社長が大好きなこの曲を、今日はプレゼントしたいと思います」と言って「IN SILENCE」を久しぶりにプレイして会場を盛り上げた。

通常ならこのあとの「PRECIOUS...」「WISH」をもってライブは終了するはずだったが、ここでRYUICHIが観客に向けて「今日はみんなに伝えなければならないことがあります」と報告。シーンと静まり返る客席に向けて、RYUICHIが「今回のツアーを経て、俺たちの心が1つに固まりました。このあとのアジアツアーを終えたら、いよいよLUNA SEAはアルバムのレコーディングに突入します」が宣言すると、この日一番の大歓声と拍手が鳴り響いた。そして「いつもはここで(ライブの)幕を閉じるんだけど、あいにく武道館には閉じる幕が付いてないので(笑)、もう1曲プレゼントしたいと思います。10年間待っていてくれたみんなに、思いを込めて……」と言って、ラストナンバー「MOTHER」を披露した。LUNA SEの5人は歌と楽器に全身全霊を傾け、情熱的なパフォーマンスで観客を魅了。こうして武道館6DAYSは大成功のうちに幕を閉じた。

メンバーは皆、最高の笑顔を見せながらステージ中央に集まったが、その間に客席からはさらなるアンコールを求める声援と手拍子が鳴り響く。全く収まらないアンコールを求める声に、ステージ上の5人は急遽話し合いを始め、再び自分の持ち場へと戻っていった。そしてRYUICHIは「まだまだやるか、お前ら? もう一発いこうか!」と叫び、予定外のダブルアンコールとして「BELIEVE」を急遽演奏。客席のみならず、ステージ上のメンバーからも笑みがこぼれる中、ツアー最長の2時間20分におよんだ最終公演が終了した。

なおLUNA SEAは1月26日の台湾公演を皮切りに、4都市5公演にわたるアジアツアーを敢行。2月17日には東京・両国国技館でオフィシャルファンクラブ「SLAVE」会員限定ライブを行う。

「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」日本武道館 セットリスト

2013年1月18日(金):FUTURE ERA

SE. 月光
01. TONIGHT
02. Dejavu
03. Unlikelihood
04. END OF SORROW
05. SHINE
06. Rouge
07. Sweetest Coma Again
08. gravity
09. NO PAIN
10. The End of the Dream
11. Bass Solo
12. STORM
13. Drum Solo
14. DESIRE
15. ROSIER
16. WISH
<アンコール>
17. THE ONE -crash to create-

2013年1月19日(土):BEGINNING ERA

SE. 月光
01. IN FUTURE
02. PRECIOUS...
03. JESUS
04. SLAVE
05. TRUE BLUE
06. Rouge
07. SANDY TIME
08. Providence
09. MOON
10. The End of the Dream
11. Bass Solo
12. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー [feat. Drum Solo]
13. TIME IS DEAD
14. ROSIER
15. TONIGHT
<アンコール>
16. I for you
17. IN MY DREAM (WITH SHIVER)
18. BELIEVE
19. WISH

2013年1月20日(日):RISING ERA

SE. 月光
01. LOVELESS
02. Dejavu
03. G.
04. END OF SORROW
05. TRUE BLUE
06. Rouge
07. gravity
08. Providence
09. Ray
10. The End of the Dream
11. Bass Solo
12. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー [feat. Drum Solo]
13. TIME IS DEAD
14. ROSIER
15. TONIGHT
<アンコール>
16. I for you
17. IN SILENCE
18. PRECIOUS...
19. WISH
20. MOTHER
<ダブルアンコール>
21. BELIEVE

※記事初出時、事実とは異なる記載がありました。訂正してお詫びいたします。

音楽ナタリーをフォロー