「マジで夢が叶います!!」BAWDIES×SONICS悲願の対バン

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3月29日に東京・新木場STUDIO COASTにて、THE BAWDIESとTHE SONICSの対バンツアー「THE SONICS×THE BAWDIES JAPAN TOUR 2012」の東京公演が行われた。

最後の「JENNY JENNY」を演奏し終え、満足げな表情で肩を組み挨拶するTHE BAWDIESとTHE SONICS。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

最後の「JENNY JENNY」を演奏し終え、満足げな表情で肩を組み挨拶するTHE BAWDIESとTHE SONICS。(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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THE BAWDIES(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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THE SONICS(撮影:橋本塁[SOUND SHOOTER])

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昨年、東日本大震災の影響で中止となったこの対バンツアー。2年越しで両者の念願が叶ったステージには、THE BAWDIESが先攻として登場した。

THE BAWDIESのメンバーはお馴染みのSEが流れる中ステージに現れ、すぐさま「I'M A LOVE MAN」「A NEW DAY IS COMIN'」を演奏。既に興奮気味のROY(Vo, B)は「THE BAWDIESでーす!!」と挨拶して「いや、もうホント今日は楽しみましょう。このあと伝説のバンドが歴史を作ってくれますから。この日のためにバンドを組んだと言っても過言ではない!」と断言。それを横で聞いていたJIM(G)もフロアを指さしながら「できることなら俺らもそこに入りたい、マジで」と、THE SONICSとの共演に胸の高まりを隠しきれない。

次にバンドは「SHOW ME UP」「IT'S TOO LATE」などで強烈なシャウトを響かせ、「THE SONICSに捧げたいと思います。彼らのカバーを」と「SHOT DOWN」を披露。その間のMCでは「今日はTHE SONICSの話ばっかさせてください」ということで、THE SONICSの音源と出会いバンドを結成した経緯、この日楽屋で本人たちに挨拶したエピソードなどをうれしそうに語っていた。

そしてTHE SONICSのロブ・リンド(Sax)がTHE BAWDIESの好きな楽曲として挙げたという、TAXMAN(G, Vo)がリードボーカルを務める「MY LITTLE JOE」、結成初期の頃に作られた「I BEG YOU」と、古き良きロックンロールチューンが続く。最後は「HOT DOG」「YOU GOTTA DANCE」というキラーチューンでフロアを踊り狂わせ、レイ・チャールズのカバー「WHAT'D I SAY」でTHE BAWDIESは出番を締めた。

セット転換を経て、後攻であるTHE SONICSのパフォーマンスタイムへ。ジェリー・ロスリー(Vo, Key)、ロブ・リンド、ラリー・パリパ(G, Cho)、リッキー・リン・ジョンソン(Dr)、フレディ・デニス(B, Vo)の5人が姿を現すと、THE BAWDIESファンを含め待ちわびていたオーディエンスが大歓声を上げる。手初めにフレディが強烈なシャウトを聴かせ、フロアを温めたかと思えば、そこから「HE'S WAITIN'」「MONEY」「CINDERELLA」という怒涛のオープニングが展開された。

ロブはまず「コンニチハ! We're from United States. Give it up for THE BAWDIES!」と話し、1番手のTHE BAWDIESを称賛。そしてジェリーが「Do you live Rock'n Roll!?」とオーディエンスに問いかけ、先程THE BAWDIESがカバーした「SHOT DOWN」をはじめ「HAVE LOVE WILL TRAVEL」「DON'T BE AFRAID OF THE DARK」といった往年の名曲をストイックに連投していった。

その傍らで「VAMPIRE KISS」「CHEAP SHADES」「BAD ATTITUDE」といった最新アルバム「8」収録の新曲や、先程のTHE BAWDIESへのお返しと言わんばかりにレイ・チャールズのカバー「I DON'T NEED NO DOCTOR」なども披露。もちろんTHE SONICSの持ち味である歪んだギターや耳をつんざくシャウトは健在で、往年のファンも新たなリスナーも、その熟練されたプレイと歌声に体を揺らして応えた。さらに終盤では、バンド屈指のアッパーチューン「PSYCHO」でコール&レスポンスが、「THE WITCH」で激しいモッシュが起こるなど、場内のボルテージは最高潮に。

アンコールラストでは、THE BAWDIESがステージに呼び込まれる。THE BAWDIESのメンバーたちは「いいんですか!? いいんですか!? マジで夢が叶います!!」と大はしゃぎでスタンバイし、総勢9人によるセッションではTHE SONICSの「JENNY JENNY」が鳴らされた。演奏を終えた両者はきつく握手を交わし、抱き合い、互いのパフォーマンスを称え合って笑顔でステージを去った。

「THE SONICS×THE BAWDIES JAPAN TOUR 2012」2012年3月29日 東京都 新木場STUDIO COAST セットリスト

THE BAWDIES

01. I'M A LOVE MAN
02. A NEW DAY IS COMIN'
03. JUST BE COOL
04. LOVE YOU NEED YOU
05. SHOW ME UP
06. IT'S TOO LATE
07. ROCK ME BABY
08. SHOT DOWN
09. MY LITTLE JOE
10. I BEG YOU
11. HOT DOG
12. YOU GOTTA DANCE
13. WHAT'D I SAY

THE SONICS

01. HE'S WAITIN'
02. MONEY
03. CINDERELLA
04. SHOT DOWN
05. DIRTY ROBBER
06. HAVE LOVE WILL TRAVEL
07. VAMPIRE KISS
08. DON'T BE AFRAID OF THE DARK
09. KEEP A KNOCKIN'
10. CHEAP SHADES
11. YOU GOT YOUR HEAD ON BACKWARDS
12. BOSS HOSS
13. I DON'T NEED NO DOCTOR
14. STRYCHNINE
15. DON'T BACK DOWN
16. BAD ATTITUDE
17. PSYCHO
<アンコール>
18. LOUIE LOUIE
19. THE WITCH
20. JENNY JENNY with THE BAWDIES

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