2月25日の仙台公演をもって終了した「HUMANIA」ツアー本編の熱も冷めやらぬ中で始まったホールを中心とした追加公演は、彼らの地元である千葉・幕張メッセイベントホールでの初のワンマンライブを含め4都市5公演を開催。ライブハウス限定の本編とはセットリストだけでなく、ステージ演出をガラリと変え、バンドとして新たな挑戦を行った。
「HUMANIA」ツアーに続き野間康介(Key)をサポートに迎えた編成でステージに立った4人は、序盤から圧倒的なパフォーマンスで、4階まで観客で埋め尽くされた会場を引き付けていく。この日は、2010年の渋谷公会堂公演以来となるホールワンマンライブだったが、その間に培った強靭なバンドサウンドで客席を圧倒。さらに、LEDスクリーンを導入しオーディエンス全員が楽しめるような映像演出や、バリエーションに富んだ照明など、大会場だからこそできるサプライズに満ちたさまざまな試みを繰り広げた。
セットリストの構成は最新アルバム「HUMANIA」を軸としつつも、最近のツアーでは披露していなかった楽曲も惜しみなく盛り込んだものに。ときには「掟破りの曲をプレゼントしたいと思います」という言葉からレアなナンバーを届けファンを驚かせていた。
光村龍哉(Vo, G)は「見たことない景色!」「最高です名古屋。初日とは思えない」と、観客の熱狂ぶりに笑顔を浮かべる。坂倉心悟(B)と古村大介(G)は左右の花道を駆け回りオーディエンスとコミュニケーションを重ね、対馬祥太郎(Dr)は光村にあわせてシンガロングをしながら力強いビートを刻む。4人は終始ステージに立っている喜びを噛み締めるように全身全霊で1曲1曲を演奏し、約2時間45分におよんだライブを完走した。
ツアー「Ground of HUMANIA」はこのあと3月15日・16日に大阪・NHK大阪ホール、3月20日に千葉・幕張メッセイベントホールにて行われ、3月25日に沖縄・桜坂セントラルにてファイナルを迎える。
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