“歌える”俳優が集ったアニメ映画
11月7日に全国公開される「トリツカレ男」はいしいしんじの同名小説を原作にしたミュージカルアニメーション映画。何かに夢中になると周りが見えなくなるジュゼッペが風船売りのペチカに一目惚れをし、彼女が抱える心配事を解決していくストーリーだ。主人公ジュゼッペ役を佐野、ヒロイン・ペチカ役を上白石、ジュゼッペの相棒シエロ役をミュージカル俳優の
オープニングの幕が上がるやいなや、Awesome City Clubが主題歌「ファンファーレ」を披露し、華々しくイベントが幕を開ける。パフォーマンスの余韻が残る中、しばらくすると壇上に佐野、上白石、柿澤がステージに登場した。
“監督のジュゼッペ”を探しに行く旅
映画について、上白石は「空や雲など、目に映るすべてが美しく愛おしく見えるような作品。鑑賞後はぽかぽかとした温かい気持ちになっていただけると思います」とコメントし、佐野もこれに大いに頷く。佐野は自身が演じる主人公・ジュゼッペを「かわいくて魅力的なキャラクター」と形容しつつ、魅力的であるがゆえにどのような声を吹き込むか非常に悩んだと語る。歌のレコーディングでは、自分やスタッフが納得の仕上がりだと感じても、監督から「今のはジュゼッペじゃないね!」とリテイクを求められることがあり、何度もテイクを重ねたといい、「監督の頭の中にいるジュゼッペを探しに行くような旅でした」と収録を振り返った。
今回、劇場版アニメーションの声優に初挑戦した柿澤は、友人である人気声優・
adieuにトリツカレた男
「トリツカレ男」というタイトルにちなみ、「今トリツカレていること」をテーマにトークが展開されると、Awesome City Clubのatagiは「ギター」、PORINは「あずきバー」、モリシーは「コーヒー」とそれぞれ述べ、続く柿澤は「麻辣湯」、上白石は「切手」と順に回答していく。最後に佐野が挙げたのは、上白石の音楽活動時の名義「adieu」。佐野は柿澤とともに彼女のライブを観に行ったそうで、「ちょっとホンマによすぎて……曲もいいし、世界観もいいし……年に1回しかライブされてない、その感じすらも最高。もう取り憑かれたように聴いてます」と、隣に立つ“adieu”の魅力を熱弁した。柿澤は「前のめりすぎて(自分はステージが)あまりよく見えなかった!(笑)」と佐野の客席での様子をユーモラスに明かし、上白石をたじたじにさせていた。
改めてこの曲が大好きだと思った
さらにイベント後半では、佐野、上白石、柿澤が劇中曲をメドレー形式で披露した。柿澤が「Snowish」を歌い上げたのち、佐野と上白石は「ファンファーレ~恋に浮かれて~」をデュエット。弾むような明るいハーモニーを響かせ、観客はスクリーンの中から飛び出したような生の歌声に酔いしれた。
歌唱を終えた上白石は「改めてこの曲が大好きだなと思いました」と噛みしめるように語り、客席を一望。佐野も「この素敵な楽曲が劇中の超素敵なタイミングで流れるので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけ、試写を控える観客の期待をさらに高めた。
嫌いな人とでも楽しめます!
最後に上白石は「心を注ぐことの美しさ、人を思うことの美しさがたっぷり詰まった作品です。観終わったときに目の前の景色がクリアになったり、誰かに優しくしたいと柔らかな心になる作品になっていますので、たっぷりと楽しんでいただけたらうれしいです」とにっこり。佐野も「この作品を観たら本当に恋をしたくなるような、何かを好きになることの尊さや愛おしさが詰まっています」と改めて魅力を伝えつつ、「友達でも家族でも恋人でも、会社の嫌いな先輩でも後輩でも! 誰とでも絶対楽しめます。この素敵な作品と音楽を全身で浴びに来てください」と熱を込め、イベントを締めくくった。
みりん @msy_shaawiin
5枚目の晶哉カッコ良すぎる!!
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