昨年5月に神奈川・川崎駅前での路上ライブが話題となったオレンジスパイニクラブが今回フリーライブの会場に選んだのは、東京・渋谷の神南エリアに位置する北谷公園。開催告知はわずか2日前だったが、平日夜の開催にもかかわらず、公園には約300人が集まり、普段とはひと味違うシチュエーションでのライブを楽しんだ。
拍手に迎えられて登場したオレンジスパイニクラブは、この日リリースしたばかりの4thミニアルバム「ナイフ」のオープニングを飾る「ネクター」でライブをスタートさせる。「パートナー・イン・クライム」「彼女が髪を巻いている」とアルバム同様の流れで曲を畳みかけたのち、スズキユウスケ(Vo, G)は「渋谷の皆さん、こんばんは!」と元気よく挨拶。今回のフリーライブ開催に至った経緯を説明し、集まったファンへの感謝を口にする。この日のライブは撮影可能となっており、スマホ片手に体を揺らしながら楽しむ観客の姿も多く見られた。
夏の終わりが近付くこの時期にぴったりのナンバー「キンモクセイ」でシンガロングを誘いつつ、彼らは前身バンド・The ドーテーズ時代のナンバー「デート」「エブリデイ・ロックンロール」を連投。スズキナオト(G, Cho)のギターソロに上がった拍手と歓声に、思わず足を止める通行人の姿も。ジャケット姿のユウスケは「暑いなかこんなに盛り上がってもらえると思わなかったし、こんなに集まってもらえるとも思わなかったです。ありがとうございます」と汗を拭いながら笑顔を見せる。そして「『ナイフ』よろしくね! 皆さんの武器になるような、そういうアルバムになったらうれしいです」と呼びかけ「ブサイク」を歌い始める。ユウスケがつま弾くアコギの音色と、The Beatlesオマージュのリフも交えた温かなバンドアンサンブルで公園内をエモーショナルなムードに包み込み、ラストは「Bowie」の熱唱でオーディエンスを喜ばせた。
8曲を届けたあと、オレンジスパイニクラブは観客の歓声に応えて急きょアンコールを実施。公園外の道沿いには興味深そうにステージを見つめる外国人の姿もちらほら見られ、メンバーが「Thank you so much!」と声をかけるひと幕もあった。ユウスケは「最後はしっとりめの曲がいいんじゃないかと思いましたが、やっぱり僕らはロックバンドなので」と語り、パンクチューン「急ショック死寸前」を投下。ライブハウスさながらの熱演でフリーライブを締めくくった。
なおオレンジスパイニクラブは10月から12月にかけて全国ツアー「オレンジスパイニクラブ ワンマンツアー2025『ふたりで聴いた唄をまたうたう日』」を開催する。チケットは各プレイガイドにて販売中。
セットリスト
「オレンジスパイニクラブ 4th Mini Album『ナイフ』リリース記念 #オレスパ_ナイフと夏服とフリーライブ」2025年9月10日 北谷公園
01. ネクター
02. パートナー・イン・クライム
03. 彼女が髪を巻いている
04. キンモクセイ
05. デート
06. エブリデイ・ロックンロール
07. ブサイク
08. Bowie
<アンコール>
09. 急ショック死寸前
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norikichishio @norikichishio
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