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西川貴教がアニメ文化振興に協力「友達はアニメでした」

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日本のアニメ文化の振興と若手アニメーターの育成を目的とし、2010年度よりスタートした文化庁の事業プロジェクト「アニメミライ」。このプロジェクトの広報大使に西川貴教が任命され、本日1月18日に東京都内にて記者発表会が行われた。

「アニメミライ」では応募のあったプロダクション等から実際に作品を制作する4団体を選出し、これらの団体に対して制作資金や技能習得の機会などを提供。選出された団体はそれぞれ約25分弱のオリジナルアニメ作品を制作する。作品は実際に全国の劇場にて公開されるほか、テレビ放送やネット配信なども行われる。また、作品制作を通じた人材育成の過程は、今後のアニメ分野でのノウハウとして蓄積・活用される。

広報大使の西川は、司会を務めるニッポン放送の吉田尚記アナウンサーから「日本で一番フォロワーの多いアニメファンです」と紹介されて登壇。「小さな頃は両親が共稼ぎだったので、たったひとつの友達がアニメでした。道徳的な観念とか家族の大切さなんかはアニメから学びました」と自己紹介した。そして広報大使に任命されての意気込みを「日本が誇るアニメ文化と言っているわりに、現在はアニメ作品を量産するためにコストを下げようとして、どんどん海外で安い人件費で制作することにシフトしています。日本が元々持っていた技術も海外に流出している。日本の魂みたいなものが薄れていくのを、いかに食い止めていくかを真剣に考えないといけないと思っています」と熱く語った。

会見前半では真面目に日本のアニメ文化について語った西川だが、中盤では同じく大のアニメファンである吉田アナウンサーとともに本気のアニヲタトークを展開。京都滞在中に映画「けいおん!」を鑑賞したというエピソードに関して「京都で京都アニメーションの作品を観る醍醐味!」と熱弁し、報道陣を笑わせた。

また、abingdon boys schoolのヨーロッパツアーでロシアに行った際、外務省が行っている日本の文化を紹介するプロジェクトに参加したという西川は、当時の感想を「こういう動きが日本国内ではなかなか知られていないんです。あと、外務省や文化庁といった横のつながりができていない。もっといろいろな垣根を越えて世界に発信していってほしいし、僕もその力になりたいです」と語り、こうしたプロジェクトのさらなる発展を熱望した。

2012年度の募集要項は4月頃発表予定。なお、2011年度にこのプロジェクトを通じてアンサー・スタジオ、白組、テレコム・アニメーションフィルム、Production I.Gの4団体が制作した作品は、3月24日より全国の劇場9館にて上映される。さらに毎日放送、アニマックスなどのチャンネルでもテレビ放送が行われ、ニコニコ動画でも配信されるので、ぜひチェックしてみよう。

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